【再編集版】近鉄で行く伊勢志摩アイランド 最終話
伊勢市駅から特急と普通列車を乗り継ぎ、やってきたのは志摩横山駅。
パンフレットによく載っているあの風景を見に行く
この旅最後に訪れるのは志摩市にある横山展望台。私調べによると伊勢志摩の観光雑誌で表紙になる観光名所第2位の場所である。(1位は伊勢神宮ね)あご湾を夕日が照らす風景をスマホに押さえてこの旅を締めたいと考えた。
山間にある展望台なので当たり前っちゃ当たり前なのだが、駅から徒歩40分とまたかなり歩く。でも舗装されている道。昨日の神島のきつさを思い出すと、なんでもできるような気がするから不思議。
40分後、横山ビジターセンターに到着。ここでは伊勢志摩地域の自然が学べる施設だが現在改装工事中。トイレは開放されており、ここから展望台まではトイレがないので徒歩で来る猛者はここで済ませておこう。
ここからは階段を登る。ここからは歩いて15分ほど。
15分後、駐車場に到着。駐車場からはスロープが設置されているのでそれをつたい登っていくと、お目当ての風景が見えてきた。
標高140メートルの高さにある横山展望台からはあご湾のリアス式海岸と大小さまざまな島を望むことが出来る。一大観光スポットだけあってか、平日のこの日も十数名ほどの観光客が訪れていた。車で、、、。
今回は三重を舞台とした痩せる旅の第2弾。歩くことを意識した結果、観光というよりかは登山・ハイキングを中心とした3日間となり、過去一番きつかった旅となった。
特に2日目の神島一周では距離だけを気にして、高低差を考慮していなかったため結果的にはもっとも過酷な観光となった。そもそも過酷な観光とはなんだという話ではあるが、下調べの重要性を痛感した。このフリーな旅のスタイルも旅を重ねるうちも変わっていくんだろうか。
日が傾き始めたあご湾をぼけーっと眺める。もうちょっと黄昏ていたいが、そういえばさっき来た道に街灯がなかった。夕日に照らされるあご湾を撮りたいと冒頭にいったものの、街灯のない道を40分も歩きたくない。早めに降りることにした。
帰る道中の特急。乗客がまばらだったので遠慮なくリクライニングシートを倒す。暗闇に染まる外の車窓を眺めながら、頭は早くも次の旅へと考え・・・られない。眠い。眠すぎる。もし寝たら窓の景色は都会になるんだろうか。そう考える間もなく、あっという間に夢の世界へ入った。(終わり)
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