【再編集版】近鉄で行く伊勢志摩アイランド 第1話
三重県の中部にある伊勢志摩地方は日本を代表する一大観光地である。賢島のリゾートホテル群や志摩スペイン村など、魅力たっぷりのアクティビティが待ち構えているが、貧乏な私には縁がない話である。そんな私でも伊勢志摩を楽しむには、どうしたらいいだろうか。
もちろんフリーパスをつかいます
みなさんは近鉄から伊勢神宮参拝きっぷという企画切符が発売されているのはご存じだろうか。大阪と名古屋発着でお得に伊勢志摩を満喫できて、他の切符より安い。
内容紹介 どんなきっぷが入っている?
伊勢神宮参拝きっぷは8枚セット。ひとつずつ内容を見てみる。
①乗車券(行き)
こちらは行きの乗車券。出発駅が空欄になっているのは近鉄指定の発着エリアならどこから乗っても大丈夫なため。(これは帰りも同じ)例えば奈良県に住んでいる人がわざわざ大阪難波駅まで行かなくていいということである。後述の特急券と抱き合わせて使うこともできる。
②乗車券(帰り)
こちらは帰りの乗車券。効果は行きと同じだが、松阪~賢島までは3日間乗り放題のフリーパスの効果もある。(難しくいうと下車前途無効ではなくなる)もちろん特急券も抱き合わせることもできる重要な切符なので紛失厳禁である。(フラグも立てないこと)
③特急券4枚
この切符には特急券が4枚分無料でついてくる。まず、①のきっぷで使用できる特急券(目的地は松阪~賢島指定)、②のきっぷで使用できる特急券(出発地は賢島~松阪指定)、松阪~賢島間で使える特急券2枚(1往復分)なおデラックスシートや、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」にかかる料金は別途支払う必要があるので注意。乗れることは乗れる。
④三重交通フリー乗車券
電車だけで観光するのは難しい伊勢志摩エリアに欠かせないのがこの三重交通のフリー乗車券である。切符と同じく3日間有効で、伊勢神宮の移動や二見地域の散策にはうってつけの乗車券である。すべてのエリアが使えるわけではないので詳しいエリアに関しては近鉄のHPを参照のこと。
⑤パールシャトル 片道無料乗車券
今回は真逆の松阪市内のビジネスホテルに泊まるワタクシにとっては不要なチケットだが、近鉄が志摩地域で運営しているリゾートホテルへの直通バスの片道分が無料になるもの。伊勢神宮から直通で行けるので、ホテルを利用する方は是非使ったほうがいいだろう。
特急へ乗って松阪へ
やってきたのは大阪阿部野橋駅。難波・鶴橋と並ぶ近鉄の大阪側の一大ターミナル駅。ここから特急に乗って三重県の松阪市へ。
阿部野橋駅発では一気に松阪まで行けず、2回乗り換えが必要になる。橿原神宮前駅で京都駅行きに乗り、特急で1駅先の大和八木駅で降りて賢島駅行きの特急に乗りかえて松阪駅へ行くが、特急料金は通しで計算してもらえるので乗り鉄にはおススメだ。
山沿いを進むなかおよそ2時間で松阪駅へ到着。
松阪といえばなんといっても松阪牛である。が、貧乏旅なので我慢。「ディナーで松阪牛ステーキを食べる」という旅のやり残しが出来たが、叶えられるのは何十年後になるんだろうか。
伊勢神宮に行く前に・・・。そうだ!髪を切ろう!
ホテルに荷物を預けて、まず向かうのは伊勢神宮である。毎回毎回旅では神社仏閣巡りをしているが、それ以前に伊勢志摩を観光するなら外せない名所であると早々に行くことを決めたが、髪がボサボサである。まずは清潔にしなければぁとホテルの窓を眺めていると、美容室のサインポールがぐるぐるぐるぐるしているのを見つけて・・・。
ということで髪を切ってもらった。髪も財布も心もすっきりとした気分で鳥羽行きの電車にのり、伊勢市駅で下車。
伊勢神宮を回るにはまず外宮から行くのがセオリー。駅の目の前に参道があるので迷うことなく外宮へ向かう。
およそ500メートルあるいて外宮前へ。
緊急事態宣言は解除になったものの、人通りはまばら。もともとがどれぐらい混んでいるのが知らないが、15分ほどでスムーズに正宮へ参拝することができた。
参拝終了後、観光協会に寄り道し、予め支払っていたまち歩きクーポンという小冊子を引き換えに行った。外宮参道、内宮おはらい町通りにあるお店で特典が受けられる。
「最大500円分の特典」という文言を見て、いかに得をしようかを考える私。掲載されているお店の特典一覧を悪人顔で睨みつけながら、内宮行きのバスを待っていた。
お伊勢さん街あるきチケットの詳細(2024年6月現在)
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