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【再編集版】近鉄で行く伊勢志摩アイランド 第6話

漁業の島・答志島を歩く

30分ほど待って雨は止んだ。他の乗客は釣り話に盛り上がる中、私はとりあえず街中・和具集落を歩くことにした。

最初見たときなんだこれと思ったが、調べたところ、展望デッキへの行先案内だったらしい。下調べ不足で行けず残念。

答志島はしらすの好漁獲地として有名。タイミング悪く干しているところは見られなかったが、いつか見てみたい風景である。

なんてこともない登り坂を進んでいく。

なんてこともある登り坂を進んでいく。幾分山の中に入ってきた。公園があったのでトイレ休憩。かわいい遊具の中になぜか彫像の鹿があった。なんでだ。

旅館の設備の一つ。足湯が体験できるらしい。この島には珍しく温泉もあり、日帰りで訪れる方もいるという。

40分ほどで山道から降りてみると、別の集落・答志集落が見えてきた。細い路地を歩いていると、あらゆる家の玄関や引き戸に、〇の中に八と書いた文字か書かれていた。

いわゆるマルハチと呼ばれるもので魔除けの意味が込められているらしい。八はこの島にある神社の名前から。旧暦の1月18日に行われる八幡神社大漁祈願祭のお的という行事で運ばれる墨を住人の男たちが奪いあう。その墨で書かれたのがマルハチである。

最近は観光にも力を入れている島だが、この島はしらす漁やさわら漁など、漁業の島である。一年の豊漁と海の神様とともに生きて暮らしていく島が答志島なのかもしれない。

船の出発時刻が迫っていたのでこのまま港へUターン。次の目的地・神島へ向かうことにした。

答志島行きフェリーの詳細


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