正規の革命武力が創建されるまで


チュチェ37(1948)年2月8日は朝鮮人民軍創建記念日である。

朝鮮人民軍の創建は40余年間にわたる日本帝国主義の軍事占領(1905~1945)に終止符を打ち、国の解放を成し遂げる上で主導的、かつ中核的役割を果たした朝鮮人民革命軍の正規の革命武力としての強化、発展である。

解放直後、朝鮮人民には正規武力の建設経験もなければ、軍事的、技術的に準備された有能な軍事幹部も不足していた。敗亡した日本帝国主義の破壊策動のため、国の経済土台はゼロも同然の状態であった。

こうしたとき、金日成主席はチュチェ34(1945)年8月20日、朝鮮人民革命軍軍事・政治幹部に行った演説「解放された祖国での党、国家および武力建設について」で、いかなる厳しい難関に直面するとしても必ず自らの力で正規化された革命軍隊を建設すべきであると述べた。

その後にも、「革命軍隊を建設するために」、「真の人民の軍隊、現代的な正規軍隊を創建しよう」をはじめとする著作を発表して政治的、思想的にしっかり武装され、現代的な軍事科学と技術で装備された革命的正規軍隊を自らの力で建設するという方針とその実現方途を明示した。

主席は、軍事・政治幹部の育成のための正規的な軍事教育機関を設立し、それを拡大、強化する一方、抗日革命闘士たちを各地に派遣して彼らが各軍種、兵種の母体部隊を組織する上で主導的役割を果たすようにした。

こうして、軍事・政治幹部養成基地である平壌学院と中央保安幹部学校、水上保安幹部学校等が設立され、正規武力の中核部隊である保安幹部訓練所が組織された。

1946年に水上保安隊が、翌年には平壌学院飛行隊が組織された後、砲兵、工兵、戦車兵、通信兵など主要兵種部隊を編成するための活動も推進された。

初の兵器工場が創設され、自立的兵器工業の土台が築かれた。

主席の指導によって、自らの強力な正規武力を持つことを一日千秋の思いで願っていた朝鮮人民の宿願はついに実現された。

正規の革命武力が創建されるまでには、解放後3年足らずの時日がかかった。

2021-02-07

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