腰部脊柱管狭窄症に対する介入戦略
※以下の記事で腰痛について体系的に学べるようにしております。
こんにちは、だいじろうです
前回は「腰椎分離症」について紹介しました。
今回は、腰部脊柱管狭窄症に対する介入戦略について解説していきます。
はじめに
腰部脊柱管狭窄症はその名の通り、腰椎部分に位置する脊柱管が狭窄されることで、腰部や殿部、下肢の痛みや神経原性跛行などを引き起こす疾患です。
その治療には保存療法と手術療法とがありますが、その有効性についてはさまざまな報告があるようです。
私が若手の頃、先輩療法士から「狭窄症に対して理学療法って効果あるの?」と質問されたのを記憶しています。
思い返してみると、養成校では腰部脊柱管狭窄症の病態については学びましたが、腰部脊柱管狭窄症に対する理学療法については学んでないんですよね。
※今では学ぶのかもしれませんが
厳密に言えば、腰部脊柱管狭窄症は器質的破綻に伴う症状です。
それが理学療法によって改善しているとすれば、それは理学療法によって器質的破綻が改善したということになります。
基本的にそういうことは考えられませんよね。
ですが、臨床的には腰部脊柱管狭窄症患者さんに対して理学療法を実施すると症状が軽快するケースを多く経験します。
それはなぜでしょうか?
以下にその詳細について私なりの見解を解説していきます。
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