腰椎椎間板ヘルニアに対する介入戦略
※以下の記事で腰痛について体系的に学べるようにしております。
こんにちは、だいじろうです
前回は「筋筋膜性腰痛症に対する介入戦略」について紹介しました。
今回は、腰椎椎間板ヘルニアの介入戦略について解説していきます。
はじめに
腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板内の髄核が線維輪を介して、一般にその後側部で変位するものです。
ヘルニアの程度によっては、腰部神経根や硬膜が圧迫・刺激され、臨床的には神経根症状などが現れます。
この症状は古くから知られていましたが、椎間板ヘルニアとの関係が明らかになったのは、20世紀に入ってからで、MixterとBarrによって報告されました(1)。
現在、椎間板ヘルニアは腰椎の退行性異常の中で最も多い診断名であり、脊椎手術の主な原因となっています。
医療へのアクセスの向上、画像検査の早期実施、手術の安全性などの要因から、手術治療の割合が高くなってきています。
腰椎椎間板ヘルニアの治療は、経硬膜切除術から従来のアプローチ(2,3)を経て、マイクロサージャリーや内視鏡・経皮手術へと発展してきました。
現在、腰椎椎間板ヘルニアは、特に40歳前後の男性において、脊椎手術に至ることが最も多い疾患とされています(4)。
以下では、腰椎椎間板ヘルニアの疫学からその介入についてまとめていきます。
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