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メカニカルストレスから考える屈曲型腰痛と伸展型腰痛に対する治療戦略【理論編】


こんにちは、だいじろうです。


前回は腰痛全般にほぼ共通する介入の流れについて解説しました。

これからは主要な脊椎疾患の特異的な介入の流れについて解説していきますが、その前に「屈曲型腰痛」と「伸展型腰痛」とに分けて、それぞれの介入の流れを解説していきたいと思います。


よろしくお願いします!



はじめに:屈曲型腰痛と伸展型腰痛


きちんとした定義はありませんが、屈曲型腰痛は「屈曲時に生じる腰痛」で、伸展型腰痛は「伸展時に生じる腰痛」と捉えられています。

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かなりざっくりとしたスクリーニングとして、立位での体幹屈曲動作(例:FFD)や体幹伸展動作などがよく用いられています。


たまに誤って解釈されることがありますが、FFDにて体幹屈曲動作を行うわけですが、最も体幹を屈曲した肢位から立位に戻る際に腰痛を訴えるケースもあります。

その場合は屈曲位から伸展動作時の腰痛となりますので、その腰痛発生時の肢位は屈曲位だったとしても「伸展型腰痛」と捉えた方が妥当かと考えられます。


そう考えたときに、屈曲型腰痛は「屈曲モーメントによって引き起こされる腰痛」で、伸展型腰痛は「伸展モーメントによって引き起こされる腰痛」と捉えたほうが妥当かもしれませんね。


屈曲型腰痛としては、腰椎椎間板ヘルニアや脊椎圧迫骨折といった疾患がありますし、伸展型腰痛としては、腰椎分離症や腰部脊柱管狭窄症といった疾患があります。


それらに対する治療戦略としては共通する部分もありますので、まずはそれぞれの病態の捉え方について下記に解説していきます。


ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「メカニカルストレスから考える屈曲型腰痛と伸展型腰痛に対する治療戦略【理論編】」について詳しく解説しています。
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