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メカニカルストレスから考える屈曲型腰痛と伸展型腰痛に対する治療戦略【実践編】

こんにちは、だいじろうです。

前回はメカニカルストレスから考える屈曲型腰痛と伸展型腰痛に対する治療戦略の理論編について解説しました。

記事内では、屈曲型腰痛と伸展型腰痛とでどのような肢位・動き方によってメカニカルストレスが生じているかの典型例について紹介しました。

もちろん記事内で紹介したものだけではありませんが、私が臨床で介入する上ではそれらの典型例くらいしか判断できないのではないかと感じています。

脊椎は徒手的に行える関節操作が限られているので、その動き方やそこに生じているメカニカルストレスを判別しづらいかと思います。

ですので、記事内で紹介した典型例以外のケースもあるかと思いますが、とくに機能評価を中心に行うのであれば、それらは予測の域を超えていないと捉えておいた方が良いと考えます。

そのなかで、臨床においては典型例以外のケースもあるという可能性を念頭に置きつつ、機能評価のなかで判別できるものに丁寧に対応していくことが重要と考えます

今回は、私が行なっている機能評価とアプローチについて解説していきたいと思いますので、よろしくお願いします!


はじめに:体幹機能に対する評価の考え方


前述したように脊椎は徒手的に行える関節操作が限られているため、体幹機能に対する評価もいわゆるパフォーマンス評価に属するものが多いのではないかと思います。

つまり、特定の動作を行ってもらい、その動作分析から判断していくというようなものですね。

FFDなんかもそうですね。

FFDでは、立位から前屈動作を行なってもらい、床面と指尖との距離を測ります。

その距離だけでなく、「脊柱の屈曲動作」の評価も行われます。

・腰椎部分の屈曲が十分にみられるかどうか
・側屈や回旋を伴っていないかどうか
・腰背部の高さの左右差がないかどうか
・伸張感や疼痛、神経症状はどうか
・骨盤の後方偏位は十分にみられるかどうか

少し応用すると

・対角線上に手を伸ばした場合の左右差はどうか
・立位に戻る際の動作様式はどうか

そういったところをチェックされるかと思います。

これら一つ一つのチェック項目は客観性に乏しいのですが、複数の動作で同様にチェックし、その結果の組み合わせから推察していくことで、それらの信憑性を高めることは可能なのではないかと考えます。
※本当に信憑性が高められるかの検証は今度の課題

ですので、私は臨床のなかではいくつかの動作のなかから評価をするようにしており、評価とエクササイズが重複している側面が強いかと思います。

以下の動画では、私が運営している運動器リハのすゝめの体幹機能に関するものを掲載しますので、ぜひ参考にしてみてください。


ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「メカニカルストレスから考える屈曲型腰痛と伸展型腰痛に対する治療戦略【実践編】」について詳しく解説しています。
詳しく知りたい方はぜひ”実践!ゼロから学べるLow Back Pain”マガジンの購読をお願いします。


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