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おもしろきこともなき世をおもしろく

みなさん、こんにちは!ターチです。

今日はこんな言葉が出てきました。これはご存じの方も多いと思いますが高杉晋作が詠んだという句です。

私はこの言葉が、彼の人生を表していると思いますし、彼の考え方すべてを体現した句だと思っています。

おそらくこれまでの時代というのは、どの時代もですが、そんなに平和な時代はなく、常におもしろいというよりかは苦しさの方が多かった時代ではなかったでしょうか。

そんな中で、彼が詠んだ句というのはとても奥が深いなと思うわけです。


ほとんどの人は自分の人生に対して、それほど幸せ感を感じていないかもしれません。「なんで私だけ?」と思うことがあるかもしれません。

本当に嫌だなと思うことを味わこともありますよね。


そんな暗い状態の中で、もし、高杉晋作みたいな人が現れて、あなたをクスッと笑かしてくれたらどうでしょう?


急にその瞬間、パッと明るくなりませんか。それはまるで真っ暗闇の部屋に電灯を灯されたような、そんな感覚です。

そこであなたの気持ちがふっと軽くなります。

「おもしろきこともなき世をおもしろく」はそんな、自分の人生においてたとえ真っ暗闇であったとしても、電灯を灯しましょう、という意味でも解釈できそうです。

「自分で灯す」のはもちろん素晴らしいです。しかし、自分で灯すことが難しいことがありますよね。そんな時は誰かに灯してもらえばいいのです。

私もこれまでの人生、たくさんの人に電灯を灯してきてもらいました。それは身近な人だったり、すでにこの世にいない人だったり、また全く知らない人からだったりもします。

全く知らない人から電灯を灯してもらえるってすごいことですよね!今だとYouTubeもあるので、全く関係のない人から影響を受けるという機会が増えていますよね。

別に誰からでもいいと思うのです。また、自分が手を差し伸べる相手も誰でもいいと思います。

高杉晋作はきっと明治維新の大騒乱期に、自分がそう生きようとしたし、また他の人たちにもそのメッセージを届けようとしたのだと思います。


令和の騒乱期、また彼のような考えが必要かもしれません。

もしかしたら彼の句の先頭に「本当に」をつけないといけないくらいかもしれないですね。

今回私がやろうとしている集まりもそんな思いを込めてはじめて行こうと思っています。

決して真面目にお堅くではなく、ふわっと、ゆるくやっていきたいと思います。そのバランスが大事ですね。


*(高杉晋作をもっと知りたいという方は、司馬遼太郎さんの『世に棲む日々』が面白いのでオススメです)


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