シェディングしにくい身体をつくる~春夏編~
こんにちは
私の住んでいるところでは桜もだいぶ咲き終えてきました。色々なお花が咲いていい季節ですね。今年は4月初旬のわりにすごく暖かい気がしています。
さて、以前に「シェディングしにくい身体をつくる」という記事を書きましたが、その後に気づいたことがあるので、シェアします。
先にかんたんに言ってしまうと、ミネラルと塩の話です。
お塩。これはシェディングに限らず、健康にとって、とても大事なところだと思います。
春夏は、発汗量も増え、塩分が不足しがちなこともあるので、「春夏編」としてみました。
ミネラル大事!
色んなところで言われていますし、もうすでに色々な方法を試している方が多いと思いますが、やはり前提として、ミネラルは大事!と思います。
シェディングって、つまりは「排出」だと思うので、毒素排出のために体内のミネラルを消費する、というのもあると思います。
私は、シェディングがひどく出ていたときは、フルボ酸をしばらく飲んでいました。
ミネラルの不足と過剰、どちらも問題となりえる。
ただ、ミネラルというのは、ビタミンなどよりも、過不足が問題になる量の下限と上限が、非常に狭い。
つまり、ミネラルは、不足して良くない影響が出る量から、過剰摂取で良くない影響が出る量までの幅が、非常に狭いということです。
フルボ酸にはいろいろなミネラルが含まれていますが、それらの一部が過剰摂取になる可能性も考えて、私はフルボ酸を摂るのは症状がひどく出ているときだけにしました。
症状がないときは、ミネラル豊富な、より自然に育てられた野菜や穀物、海藻、小魚、胡麻などの種子などの食べ物から、より自然な方法で、ミネラルを摂っていくように心がけています。
もし自分に不足している(あるいは過剰な)ミネラルや微量元素の種類が特定できるのなら、ホメオパシーのミネラル版を使うと、副作用なく、過不足を補えるので良いと思います。↓
そして、今回の本題、ミネラルを働かせるために、大切なのが「塩」なのです。
ミネラルが働くために大事な塩
プロフェッショナル・ホメオパスコースに通っていたときに、「ミネラルが働くためには”塩”が大事!」と習いました。
そう、体には塩が大事!
体内のナトリウムの役割
・ほとんどが血液中または細胞の周囲の体液中に存在している
・血圧調整、血液量にも関係する
・体液のバランスを正常に保つ働き
・神経の刺激伝達、筋肉が正常に機能するのに重要な役割を果たしている
・栄養素の吸収・輸送にも関わる
・細胞内外のミネラルバランスを正常に保つのに不可欠
・カリウムと連携し、細胞膜の浸透圧の調整、細胞液の酸・アルカリバランスの調整をする
でも、塩なら何でもいいわけではなく、後に書きますが、体に良い塩を選ぶ必要があります。
お塩の種類を変えただけで、問題があった血液検査の結果が良くなった、という話も聞くくらいです。
減塩の害と、シェディングに関する考察
・減塩の害
これは、いろんなところで言われているので、知っている方も多いと思うので、軽く触れておきます。
お塩、以上に書きましたように、身体にとって、とっても大事なのですが、日本では「減塩」が叫ばれて久しいです。その原因のひとつに、日本人がもともと使っていた「天然塩」ではなく、精製されたナトリウムである「精製塩」を多く摂取することになった背景があるともいわれています。現在も、出回っているお塩の多くが精製塩なのです。
本来、天然塩には、ナトリウム以外のミネラルも豊富に含まれているのですが、精製塩(精製したナトリウム)を摂るようになって、ミネラルバランスが崩れ問題が出るようになり、”塩の摂りすぎ”が問題視され、減塩が叫ばれるようになり、人によっては「減塩」に傾きすぎ、ミネラルバランスが・・・悪循環ですね。。
質が良く、ミネラルが豊富な「天然塩(天日塩)」を適切に摂る。これが多湿な気候から考えても、日本人には必要なのだと思います。
・シェディングと塩
シェディングの影響を受けやすい人には、女性や、もともと自然派で食べ物に気を付けたりしている人が多いように感じます。
逆に、コンビニ弁当と外食ばっかりの人が、シェディングの影響を受けにくかったり・・。
そういう状況を見たときに、シェディングの受けやすさにも「塩」不足が関わっているのではないか?と、少し前から考えていました。
たとえば、肉や魚にはかなり多くのナトリウムが含まれています。ラーメンや、お酒のアテや、外食やお弁当などは、質はともかく、塩分はしっかり含まれています。
どちらかといえば、野菜中心の食事で、あまりこのような食べ物を口にしない人は、塩不足に陥る可能性が高いのではないか。
ほかに、塩不足の可能性がある人の傾向は
・1日1食とか2食である
・小食
・お茶、紅茶、ハーブティー、コーヒーなどをよく飲む
・肉・魚やその加工品をあまり食べない、野菜中心
・果物(カリウムの多い食品)をよく食べる
・外食はあまりしない
・汗をよくかく
などです
そして、この初春に、運よく(?)塩分不足とシェディングとの関連性を自分の身体で試す機会がありましたので、以下紹介します。
お塩と健康 ー春から夏にかけてのシェディング対策ー
私自身は、強いシェディング症状は最近は出なくなっているのですが、少し気温が上がってきた2月下旬に、スーパーや人が集まる場所へ行ったあと、指先にぷつぷつとした汗疱様の湿疹のようなものが出るようになりました。ちょうど運動量も増えて、汗をかく機会がふえていました。もしかして・・と思ったので、あらためて天然塩を意識してしっかりめに摂るように心がけていたら、それだけで治りました。
こちら↓の整形外科のサイトには、「汗疱の原因は塩分不足が関わっているのではないか?」ということが、実例付きで載っていて、この記事も参考になりました。
ほかの病気で、お医者様に減塩を言い渡された方が、塩を控えすぎて酷い汗疱になった可能性がある、という話です。
春から夏にかけて、暖かくなってきたときにシェディングが酷くなる、皮膚症状が再発した、などの傾向がある方は、塩不足の可能性も視野にいれてみても良いかもしれませんね。
お塩と健康ー塩だけで治る病気もあるー
少しシェディングから脱線しますが、ほかにも、塩だけで治る病気?不調というものも存在することを書いておきます。
私は小さいときから、夏にときどきひどい胃痛を起こしていました。
そうすると、父が「塩を舐めなさい!」というのです。
そして、塩を舐めさせられる。(小さじ1/2~1杯ほど)
そして20分くらいは水分を摂らないように、と言われました。
すると、15分もしないうちに、ひどい胃痛が治りました。
いまでも、夏に胃が痛くなったときは、だいたいこれで治ります。
私は小さい頃から、小食でやせ型ですが、汗をよくかくタイプで、塩不足でよく胃痛を起こしていたのです。
私の育った家が自然療法をやっている家でなかったら、塩だけで治るものを、もしかしたら胃薬とか飲まされていたのかな・・と思うと、ちょっと怖いのです。
「味覚」というバロメーター
人間の身体はよくできているもので、
胃痛で塩を舐めた時に、
身体に塩が不足しているときは、塩があまり辛く感じません。
ときには甘くさえ感じます。
逆に、
身体に塩が足りているときは、塩が塩辛くて、舐めるのがつらいと感じます。
人間には、「味覚」という素晴らしいバロメーター機能が備わっています。
私の胃痛のとき、塩をなめさせる際に、父はいつも、「からい?」と聞いてきました。
まったく塩辛く感じないときには、追加でもう少し塩を舐めました。
そして逆に、もし塩が足りている場合は、ほかの原因を疑わなくてはならないため、父はそう聞いていたのです。
ちなみに、塩不足で起こる不調には、ほかに次のようなものがあるそうです。
だるい、無気力、筋力がない、立ちくらみがする、めまいがする、吐き気がする、手足がしびれる、低血圧、冷え性、下痢、便秘、肌荒れ、・・など
自律神経系の不調にも関わっていそうですね。
お塩の選びかた
お塩の大切さは色んなところで言われているので、詳しい方も多いかもしれませんが、いまは色んなお塩が販売されていて、どう選んだら良いのかよくわからない、という方は、以下を参考になさってください。
塩を選ぶときには、「精製塩」ではなく、ナトリウム以外のミネラルも豊富に含まれる、「天然塩」を選ぶことをおすすめします。
・海水からできた塩の場合
海水からできたお塩には、「天然塩(天日塩)」「★再製加工塩」「精製塩」のおもに3種類があります。
このうち、ミネラルが豊富な「天然塩(天日塩)」をおすすめします。
「天然塩」を見分けるポイント
①原材料:海水のみからできている。
②工程:「イオン膜」・「立釜」・「溶解」という工程がつかわれていない。
③成分:ナトリウム以外のミネラルも豊富に含まれている。
以上のすべてが揃っていたら◎です。
このうち、太陽の力で乾燥させたものを「天日塩」といいます。
銘柄でいうと、海の精、カンホアの塩、粟国の塩、わじまの塩など。フランスの「ゲランドの塩」などもあります。
★「再製加工塩」とは?
精製塩以外のお塩には、天然塩以外に、外国産の天日海塩ににがりやミネラルを加えた「再製加工塩」と呼ばれるお塩があります(伯方の塩、赤穂の天塩など)。精製塩よりはミネラルが含まれ、安価でスーパーなどで手に入りやすいので、これを天然塩(天日塩)だと思って使っている方もいらっしゃいます。
体調を整えるためにはやはり「再製加工塩」でなくて、「天然塩(天日塩)」をおすすめしたいです。安価な再製加工塩は、パスタや野菜をゆでたりするときに、天然塩は味付けに、と使い分けるのもいいかもしれません。
・岩塩・湖塩も「天然塩」
岩塩や湖塩も、「天然塩」です。
海水よりも、マイクロプラスティックの懸念が少ないと言われています。
ただ、ヒ素や重金属、カドミウムなどが微量に含まれていたりするものもあるので、私が買うならそれはなるべく避けるかも・・
・自分の「味覚」という優れたバロメーター
いいお塩は、多少値が張りますが、健康に良いばかりでなく、味も違います。おいしいです!
そして同じ天日塩でも、それぞれ個性がある。
たくさんある天然塩から自分が使うお塩を選ぶときも、そして摂る量についても、知識だけでなく、自分に備わっている「味覚」という優れたバロメーターもうまく活用できるといいですね。
ちょっといいお塩を使ったり、使い分けたりすると、お料理も楽しくなります♪
さらに暖かくなり、発汗量も増えるこれからの時期、いいお塩、ミネラルを適切に摂って健やかに過ごしたいですね。
以上、ご参考になれば幸いです。
Tara
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