ちょっとでも自給力をつけておく⑨自分と自然を切り離さない
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ここ最近はちょこちょこ外に出かける機会が多くなった。
春になり暖かくなってきたのもあって、いろいろ外での作業が出てくる季節ではある。僕の場合はちょっとしたお手伝いでここ数日は外に出ている。
やったことといえば、薪割りだったり、山にいって山から流れてくる水の流れをよくするために、倒れている木や積み重なった葉っぱなんかをよせたりした。
なんというか、そういった作業をしているときはなんとも心地よい。
今は暑くもないし寒くもないちょうどいい時期というのもあるけれど、家の外、あるいは山とか畑といった自然で体を動かすというのがなんとも気持ちよく自分にしっくりくる感じがした。
普段は家でじっとしてパソコンとかに向かっていることが多いけれど、どちらかというとそっちのほうが実は不自然な気がする。
水が流れる音や、鳥の声をきいて、山の澄んだ空気をすいながら体を動かしているとこっちのほうが自然な感じがして「やっぱり自然と人間はちゃんとつながっておかないといけないんだな」と思った。
今の生活はなんというか、自然と人との間にちょっと距離ができてしまってる生活な気がしている。
それは自分の生活を見ていてもそう感じていて、たいてい家で過ごすか出かけるにしても店に買い物に行くくらいだから、自然に触れる時間がほとんどない。しかもそれに慣れて普通になってしまっている。
これから、ちょっとでも自給的な暮らしをめざそうと考えた時に、「自分と自然を切り離しちゃいけないんだな」と思うようになった。
今は、確かに便利になって食べ物だってお店に行けば手に入るし、ネットでも買い物ができるから、ずっと家ですごしていてもそんなに困らないようになった。けれど、便利になって人はますます自然から離れたように思う。
自給的な暮らしをしていくのに、自分と自然は切り離すことはできない。
自分たちで食べる野菜をつくるのは畑の土や虫、雨、風、太陽、つまりは自然である。
あとお手伝いで薪割りをしたけれど、暖房のための薪だって自然にある木を使っているわけで、遠い昔から人は自然とともに暮らしてきたし、自然のおかげで暮らせているということを忘れてはいけないと思う。
もちろん、今の便利な生活もとてもありがたいのだけれど、そこに依存しすぎないでちょっとずつでもいいから自然の力を借りて自給的なこと、自分でできることはやっていこうと今は考えている。
山で片付けた木は結構たくさんあったので、とりあえずまとめておいて乾かして何かに使おうと考えている。家の小屋を片付けたら薪ストーブを置いてみたいのでそこで使える燃料にできたらと思っている。
水の流れをふさいでいた木をよせることで山からの水の流れがよくなり、その木もいくらか持っていくことで山もきれいになる。そしてその木を暖房に使わせてもらう。
なんかそういう自然とのいい関係ができる暮らし方、生き方っていいなと思うし、そういういい循環がある暮らしをこれからはちょっとでもつくっていきたい。
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