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今の自分は過去とも未来ともつながっていないことについて

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なんのこっちゃ?というタイトルかもしれないけれど、僕もちょっと整理しているところというのか、こういう考え方もあるのかあと感じてもらえたらなと思って書きます。

そもそも、何かで読んだか見たかしたのだけれど「その瞬間、瞬間の自分というのはそれぞれ独立していて、つながっていない」みたいなことを知って「いやいや、そんなことないだろう」と思ったのだけれど、でもそういうふうに自分を捉えられたらどうなるだろう?とも考えるようになった。

人生においては過去のことでくよくよと悩んだり、未来のことでなんだか不安になるものではあるけれど、最近はそもそも過去も未来もなくて、確実にあるとわかるのは「今ここ」という瞬間だけなんじゃないかと思うようになった。

例によって僕はスピリチュアルなことはよくわからないけれど、それでも「今ここ」を意識するようになってきてから、だいぶ人生が生きやすくなってきたのは確かではある。

そして実はこれまでもそうやって、その時その時の「今ここ」を自分は生きていたわけだけれど、とはいえ意識が今ここではなくて過去とか未来といった、あるのかないのかわからない、なんだかぼんやりしたものに向いてしまって「心ここにあらず」みたいな状態になっていたから、気持ちが不安定だったり、生きるのが大変だなあと感じていたような気がする。

今この瞬間をしっかり生きようと意識するようになると、例えばエッセイを書いている時は「エッセイを書いている今ここ」だけに気持ちを向ける。

そこでは「あーあの時こうしておけば良かった」とか「ああ、この先の自分はどうなるんだろう」みたいなことは考えない。

ただただシンプルに「エッセイを書いている、今ここにいる自分を生きる」ということだけに意識を向ける。

そうすると、悩みも不安も出てこないというのか、例えばものすごく楽しいゲームをやっている時は、もうゲームのことしか頭になくてただひたすら楽しいという今ここの自分を生きているわけである。

そうやって、その時その時の「今ここの自分を生きる」ということを繰り返していくのが、もしかしたら人生というのか生きることなのかもしれないなあとも思う。

そうそう「今の自分は過去とも未来ともつながっていないことについて」に戻るけれど、うちの猫は、過去のことでくよくよしたり、未来のことを考えて不安になったりなんてするのかな?とふと思った時があった。

まあこればっかりは、猫に聞いてみないことにはわからないかもしれないけれど、猫はきっとそんなこと考えていないだろうし、そもそも過去とか未来という概念すらもなくただひたすらに「今ここ」を生きているのだと思う。

だから生きることそのものがとてもシンプルだし、むしろ猫の彼女からしたら「人間ってなんだか生きてるだけで大変そうね」みたいに思っているのかもしれない。

今の自分というのは、過去とも未来ともつながっていなくて常に独立していると思えると、面白いことに何かでイラッとしたことがあっても、次の瞬間には「さっきイラッとした自分と、今の自分は全く関係ない」というふうに考えられるようになって、イライラしている時間が短くなった。

なんというか、イラッとした今ここを生きた自分はその時の自分、そして今の自分はそのイラっとした自分とは全く関係ない独立した自分みたいな、自分でもちょっと何を言っているんだ?と感じることもあるけれど、そういう物事の見方も面白いなというのか、少なくとも僕にとってはプラスというのか、そういう見方をしてみることで、ネガティブな感情をずっと持ち続けるということも少なくなってきた。

まあ、そういうこれまでの自分にはない物事の見方を取り入れてみることで、まわりは何も変わっていなくても、だいぶ人生がラクになったりするからこれからも常識にとらわれずに頭も心も柔軟に生きていきたいものである。



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