10年以上お客様に愛される美容室になる為に①タナカエミ

なぜ、愛される美容室になれたのか？

まず必要なのは、教育だと考えます。
オーナー自身が愛される美容師である必要はもちろんありますが働いているスタッフも愛されなければならない。オーナーと同じ事をしているから愛されるというわけではないのです。

私の時代は真似をしなさい！だった。けれども今はそんな時代は終わった。伝えるべき事は伝える。そして考えさせる。

愛されるにはワケがある。
愛されるには教育が必要となる。

なぜ、教育が必要となるのか。
それを今回はお話ししたいと思います。

前回の記事はこちらです。

リーカ はお客様に愛される美容室として創業50年、独立して10年が経ちました。それだけの年月を重ねさせていただいているということはそれだけお客様がいてくださるからこそ。
そのお客様とは10年以上通ってくださっているお客様のことである。
ワタシが【生涯顧客】と定義しているお客様。
もちろん最近来てくださり始めたお客様も大切です。
しかし、10年を支えてくださったお客様がいるからこそ。愛してくれたからこそ。
存続できていると感謝しております。

では、なぜ愛されるのか？

なぜ、愛されるのか？
スタッフ個々の個性を引き出せているから。
お客様の個性に合わせてお店のスタッフ一同それぞれが深く密にお付き合いさせていただけているから。
そうなるには！まずは【教育】だと考えます。
オーナーだけでなく、働いてるスタッフもお客様に愛されるということが、愛される美容室になることには欠かせません。

この教育のおかげでリーカ は10年以上ご来店を続けてくれるお客様【生涯顧客】で溢れ存続できているのだと確信しています。

では、教育とは？

ただ教えるだけでは身に付かないと私は考えます。というのも、誰もが自分が憧れ、そして思い描いている美容師像になる為に美容師になったのだから。教えられた通りの美容師になりたい！と心底思ってくれたなら身に付きます。しかし、ズレがあるとなかなか身に付かないのです。
それは技術ではない。『心』
『心』と向き合ってあげることが必要です。

『自分の心に正直に。』

では、まずスタッフのその心の内はどうなのか？
それを知る必要があります。
押し付けの教育ではなく、右に倣えの教育ではなく、その子自身に向けた教育。
同じ事を教えたとして、習った事を同じようにお客様に発揮されることはないでしょう。
なぜならそもそも個性があるからです。
個性をより光らせることで色々なお客様に愛される可能性が膨らみます。
だからこそ個々に向けた教育も施すべきであるのです。

キミの事をまずは知りたい。
キミの美容師道を理解したい。
それにはどうするべきか一緒に考えたい。
それを伝える時期はいつだっていい。
せっかく入社してくれたキミが素敵な道を歩む為に。安心して過ごすことが出来るよ、大丈夫。
お客様も一緒に応援してくれるよ。

しっかり伝えられてますか？

教育とは。教え育てること。 知識、技術などを教え授けること。 人を導いて善良な人間とすること。 人間に内在する素質、能力を発展させ、これを助長する作用。
参照　https://ja.m.wikipedia.org › wiki

導く為に、教育と称して入社した全てのスタッフに同じ事を伝えるだけではもったいないと思います。
全てのスタッフが同じ熱量だとは限らない。
同じ夢だとも限らない。
進んでいくペースも違えば、得手不得手もある。
美容師という存在自体に感じる価値もきっと違うでしょう。
スタッフが混乱しない為にも【個】に合わせた教育をそれぞれに渡してあげられるとそれぞれが伸びていくでしょう。

今回お伝えしたいこと。

愛される美容室になる為にまずはオーナーがスタッフそれぞれを愛するところから始めましょう。そこからやっと教育は始まります。
導く為に、まずは相手を知るところから始めましょう。
安心できる気持ちがお互いに芽生えますよ。