低GI食品|ジャスミン米はダイエットに向いているのか?

以前、友達に勧められコストコで購入したのが大容量のジャスミンライス。減量との兼ね合いもあり、中々炊く気が起きず玄関のオブジェと化していたが、怪我で外出できない日々が続き遂に我が家からはジャスミン米以外の米が完全に無くなった。と言うわけで今回は、ジャスミン米がダイエットに向いているか否か、個人的見解を含め整理していこうと思う。


1、白米とジャスミン米のカロリー比較

まず初めに白米からジャスミン米への置き換えを前提に、双方のカロリーから比較していく。炊飯後の白米が100gあたり156kcalなのに対し、ジャスミン米は184kcalと若干高い傾向にあり、カロリーだけを見ると「消費カロリー>摂取カロリー」の法則に反してダイエットの進捗を鈍化させるのでは無いかと不安になるが、一方でジャスミン米はカロリーよりも低GI食品としての利点がダイエットに適しているのではないかと巷で評価されている。

2、GI値(グリセミック・インデックス)とは

GIとは「グリセミック・インデックス」の略で、食後での血糖値の上昇度を示す指標となっている。数値が低いほど血糖値の上昇が緩やかになるため、満腹感が持続しやすく食欲(空腹感)も抑えられるとの研究が発表されている。一方、数値が高ければ血糖値の上昇スピードも早くなり、食後での急激な落差によって空腹を感じやすくなる。

3、ダイエットへの有用性について

改めてカロリーとGIの2点を踏まえた上でダイエットへの有用性について整理していくと、米のカロリー自体は白米よりもジャスミン米の方が高い傾向にあるが、数値として極端に差が見られる訳ではないので、毎食の摂取量に偏りが無く同量であると仮定すれば、そこまでカロリーに対して神経質になる必要もないと思う。寧ろ低GI値としての利点を実感することができれば、結果として総摂取カロリー自体が抑えられダイエットに強く寄与するとも考えられる。

しかし、低GIの利点を実感できない場合や好みによる理由などで、置き換え前と比較して米の摂取量自体が増えたり、食べ合わせに極端な偏りが生じれば「消費カロリー>摂取カロリー」の法則に反し、体重が増加する可能性も容易に考えられる。

併せて「低GI食品としての利点を実感できない場合」について補足すると、GIの有用性に関しては、臨床試験を通して実証されているものの、データを解析する方法論に問題があるとの反対意見も多くあり、万人に対して同様の効果が期待できるか否かで問われれば「できる」と断言できないのが今の結論となる。

4、終わりに

今回は、ジャスミン米とGIについての整理までとなるが、機会があれば改めて自身の検証結果なども含め、ジャスミン米を使った料理ブログ的な記事も残していけたらとおもう。

何はともあれ、痩せよう。

おわり。

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