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20年10/25 小説📚ギャグ・パロディー「鬼滅の刃」No.4 第一章④ 🔴

⬜⬜ 大正デモクラシーと裁判

⬜ 訴訟を考える

無惨は2回目の襲撃の機会を伺うべく、斥候(せっこう)として何度も鬼達を派遣しましたが、炭痔郎が結成した自(痔)衛隊による自(痔)警団の力により跳ね返されていました。

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いざこざが絶えないない中で何度も警察に相談しましたが、

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無惨を忖度してか「お前達に『竈門(構っと)』られるほど警察は暇ではない」と追い返されるのが常でした。

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そこで炭痔郎は村の長老達と相談して、裁判所に訴えることにしました。
丁度その頃は大正デモクラシーが彷彿(ほうふつ)とし始めたころで、裁判も民主的に行われるだろうと炭痔郎は考えました。

⬜ 庶民に広がる勧善懲悪

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講談師による「水戸黄門」や「半沢直樹」等が庶民の間で人気を博している時期でもありました。
【講談師】軍記や政談等を扇で調子を取りつつ、観衆に読み上げる人。

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講談の物語を読み物とした「立川文庫」も発行され、特に「鬼兵犯科帳」は少年から大人迄幅広い爆発的なブームになっていました。

【立川文庫】
1911年から、立川文明堂が刊行した「書き講談」の文庫本。【鬼平犯科帳】池波正太郎の時代小説。

ですから庶民は、鬼兵犯科帳には鬼が起こした残虐な行為に対する裁判記録

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が記されていることも、悪事を起こした鬼は当然成敗されるべきだということも、至極当然のこととして理解していました。

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裁判では庶民誰でもが当然だと思う、「鬼兵犯科帳」のような勧善懲悪(かんぜんちょうあく)な判決が出るものと炭痔郎達は期待しました。
勧善懲悪】善を良しとし、悪を懲らしめること。


痔(次)号に続く


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