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改と終活と私

こんにちは。たまです。
寒さが身にしみる季節となりましたが、皆様どうお過ごしでしょうか?

札幌はいまだ積雪なし。
昨日、旭川在住の方とお話をしたら「旭川はばっちり根雪」とのこと。故郷が恋しくなった私です。

さて、トップに載せた「改」の文字。
「なんだこの汚い字は!?」とお思いになられた方もいらっしゃるでしょう
とりあえず、文字のことは一旦置いておいて、昨日の話をば。

昨日、ご縁があって「終活」をテーマにしたWEBセミナーに参加しました。
皆さんの中で「終活」ってどんなイメージですかね?

僕はこれまで、「終活=高齢者だけがすること」と考えていたのですが、昨日のセミナーを受けて、少し違う印象が出来たので、書いてみます。

「終活」は、万人にとって身近なものかもしれない。

本屋さんで「終活」関連の本を目にしたり、テレビで「終活」関連の特集が流れていると、やっぱり「高齢者の方向け」という印象を持っていた。

墓の準備、遺産相続の話、持ち家の話から始まり、「趣味で集めた骨とう品は遺族にとってはゴミ」なんて失礼な言葉とともに断捨離を推奨する。

「終活」って言葉は、年齢を重ねて終期を意識した人にしか刺さらないんだろうな、と考えると、特集の組み方がそういう方向性になるのも分からないでもない。

でも、昨日のセミナーで(いや、同じ主催者さんが以前に開催したセミナーで)気付いたのだ。

「僕(38)だって明日、いや、下手したら1秒後に、命を落とす可能性はゼロではない。」
「僕だって、今日突然倒れて、余命宣告を受けるかもしれない。」

いや、なんでもっと早く気づかなかったのか、っていう内容。
障害年金の業務をやっていると「ある日突然、脳梗塞になって…」「ある日突然、交通事故に遭って…」なんて言葉を耳にする機会も少ないくないのに。
僕は少なくともあと40年くらいは生きるもんだと、謎の確信を持っていた。
きっと僕だけじゃないと思う。多くの人が、あと〇年くらいは生きていられるだろう、って思ってる。

だから、「終活」は多くの人にとって関係の薄いものとして捉えられてるんだろう。

改めて、「終活」は万人にとって、身近なものかも。

話を戻すと、明日(下手したら1秒後)、命を落とすことを考えると、恐ろしいことがたくさん思い浮かぶ。

・家族や友人としたいことがまだいっぱいあったのに…。
・会社が存続できないので、お客様に迷惑がかかっちゃう。
・葬儀費用どうしよう?
・遺影撮ってないな。
・スマホの中身、他人に見られたくないな。
・僕のSNSアカウントはどうなるんだ?
・大量のCDやレコードは遺族にとってはただのゴミになってしまう。
・サブスクで使っているサービスの解約は誰がしれくれるんだ?

僕の仕事のこと、僕が使っているサブスクのIDとパスワード、持っているCDやレコードの価値などなど、遺族となる人たちは誰も知らない…。
墓は要らないので、火葬後、可能なら大好きな地元の河川に散骨してほしい、なんていう死後の希望も誰にも話していない…。

あれ、準備必要じゃん。

ということで、昨日のセミナーをやって下さった就活マイライフさんから以前いただいた「みらいノート」を早速書いてみよう、となったわけ。

意外に楽しい。

これまでの自分の歩みについてだったり、現在利用しているSNSやサブスクのこと、延命であったり墓であったりに対する考え方を色々と書いていくと、現時点での自身の棚卸が出来て、意外に楽しい。

そして、もしこの後万が一命を落としてしまっても、生前最後の自分のこと・自分の意思をきちんと理解してもらった上で送り出してもらえそう、という得も言われぬ安心感を感じた。

よくいう「人間は2度死ぬ。1度目は、命を落としたとき。2度目は、あなたのことを知る人が一人もいなくなった時。」という言葉の、1度目の死から2度目の死までの時間をより濃く生きられそうな感覚。

よりよく生きる一環として、「終活」を通して自分を整理してみるのはとても良い経験だと感じたし、これからも続けようと考えています。

あくまで個人の感想です。

一応書いておくと、みらいノートを使った「終活」を始めて2日目。
今のところ、メリットばかりを感じている僕が書いているnoteです。

「万人にとって」と書いたけど、本当に「万人にとって」かはわかりませんので、ご留意ください。

この記事をここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、本当にありがとうございます。少しでも、よりよく生きるための「終活」にご興味を持ってくださる方がいたら嬉しく思います。

あと、「みらいノート」が欲しい、という方がいらっしゃったら、お声がけください。(たしか、1,000円くらい)

で、「改」の字の話

お待たせしました。誰が待っとんねん。「改」の字のこと。

昨日のセミナーの中で「あなたの今年1年を一文字で表してください。」と言われ、僕が書いた文字は「改」。

理由を聞かれた際には「新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに、これまで気づけなかったことにたくさん気付く事の出来た1年だった。また、それを改善することができた1年だった。」とお話した。

正直、この回答が自分の口から出たことに自分自身が一番驚いている。
何故かというと、コロナ禍で暗くなりがちな1年を、割とポジティブに捉えている自分があまりにも意外だったから。

きっと1時間素敵なお話を聴いたから、ポジティブな方向に引っ張られたのだろう。
今日以降もきっと、ポジティブな心で進んでいけそうだと感じた。
感謝。


ということで、本当に終わり。

ここまでお読み頂いた方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございます。
寒いので、ご自愛くださいませ。