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コミュニティ型企業という考え方

こんにちは。conoteの梅澤です。4回目のnoteでは、前回前々回のnoteで整理した結果をもとに、コミュニティ型企業について考えていきたいと思います。

コミュニティ型企業の特徴
前回のnoteでは、組織づくりにおいて”価値観に基づくルールを大切にする”という行為がコミュニティ形成の過程と似ていることから、そのような企業をコミュニティ型企業と定義しました。このコミュニティ型企業にはどのような特徴があるでしょうか。
コミュニティが機能するためには、「安心・安全の確保」→「熱狂」→「拡大」というサイクルが回り続ける必要があります。これはコミュニティ型企業にも当てはまり、このサイクルによって企業には以下のような影響がある考えています。

安心・安全が確保される結果

「オープン・フラット・シェア」の文化が形成される
熱狂が生まれる結果

人々のモチベーションが高まり自律分散型の価値創造が起こる
そのサイクルに吸い寄せられるように組織に関わる人も増えていく

自律分散型の価値創造
このように、コミュニティ型企業は従来の企業とは異なった特徴を持っていますが、その中でも特徴的なのが”自律分散型の価値創造”です。多くの企業では、あらかじめ顧客に提供する価値を提示し、その価値に見合った対価を支払うというのが一般的です。しかし、コミュニティ型企業では、”どのような価値を創るのか”というところから顧客と一緒に考えます

このプロセスでは、プロジェクト開始当初にどのようなアウトプットが生まれるのか予見することが難しく、リスクが大きいように思えます。
あらかじめ必要なアウトプットがわかっている場合、明確な役割分担と権限の階層化により、早く・正確なアウトプットを作ることが価値になるからです。
一方、そもそもどのようなアウトプットが必要なのかわからない、という状況では自律分散型の価値創造が大きな効果をもたらします。どういうアウトプットを生み出したいのか、という問いに対して、各メンバーが自律的に考え試行錯誤や意思決定を繰り返していくことが可能だからです。

まとめ
今回のnoteでは、コミュニティ型企業の特徴とコミュニティ型企業の価値のつくり方について整理してみました。特徴をわかりやすく伝えるために、階層型企業と比較して極端な表現をしましたが、おそらく現実の企業ではコミュニティ型、階層型の両面を有していると思います。僕が働いているconoteは、どちらかといえばコミュニティ型企業に近いと思いますが、仕事の内容によっては、階層型のプロセスが必要な場合もあります。
組織における価値創造のプロセスについては、今後の観察を通じてより深掘りしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました

#ビジネス #スタートアップ #組織づくり #Conote #観察日記

ノートを読んでいただきありがとうございます。