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議会で、公民館跡の文化施設の利用形態について質問しました①。

 ふじみ野市議会で6月13日、上福岡西公民館大規模改修後の文化施設の利用形態について質問しました(上の写真は、宮崎県延岡市の複合施設エンクロス。グッドデザイン賞を受賞している。引用:https://www.ccc.co.jp/ideas/2020/11/post-9/)。
 同公民館は廃止が決定しており、大規模な改修を行った後、文化施設となります。公民館という教育委員会の施設から、市の文化・スポーツ課所管の施設となるということです。この「変更」に関して私は3月の議会で、社会教育を行う施設である公民館廃止後は、集会所などアウトリーチの社会教育(生涯学習)に力を入れることを求めています。

 今回、具体的には、「一時預かり・保育施設の開設」と「学習スペース・ビジネス用会議室・パソコン利用可能スペースの確保」について質問しました。
 「一時預かり・保育施設の開設」については、上福岡駅まで350メートル、徒歩5分の立地にある同地は、子どもを預けて、駅から電車に乗り、通勤やお出かけされる親御さんにとって、預かりや保育の絶好の場所だと考えるからであります。
 市の回答は、「近隣の保育施設には空きがあるので、保育施設を開設する予定はない」ということでした。つまり、「供給が需要を上回ってる」ということです。しかも、子どもの数は逐年減少しています。
 回答はもっともですが、私の方からは、「市の女性の子育て期間中の就業率は、近隣と比べても低く(いわゆるM字カーブの谷が深い)、これを改善する、あるいは、市の女性の第3子出生率も近隣と比べて低い、これを改善するならば、保育の需要は高まる」「(社会との隔絶による)産後うつ、育児うつという状況がある。複合施設で、ビジネスや文化の情報か活動に触れることは、(親御さんにとって社会との接点になる)地域社会で子育てを応援するという国の方針にも合致する」と述べ、考えの見直しを求めました。

 

写真に上げたエンクロスのコンセプトで学んだことですが、こうした市民の複合施設は、「活動空間に明確な区切りをつくらない構造し、利用者どうしのふれあいを促す」といういうのです。「チラシ寿司」の理論というそうですが、新しい文化施設の利用者に、子育て中の親子が加わるなんて、ステキなことだと思います。みんなで歓迎しましょうよ。これは、子育て中の親子をまちの中心におく、まちの政策の中心におく、という考えによります。
保育の視点だけでなく、このまちがどういうまちでありたいのか、というまちづくりの基本精神として、「一時預かり・保育施設」を設けていただきたいものです。


https://note.com/t_tsubota/n/nb4f1143254aa

https://note.com/t_tsubota/n/n64665ce4e502


 


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