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コロナが奪ったもの。

当初の目的からずれて、最近中国語学習と関係のないことばかり書いていますが、毎日noteを目標にしているので、お付き合いください。


約3ヶ月ぶりに美容院に行きました。
美容師さんの話によるとゴールデンウィークが明けてから、なんだか年末並みに混んでるそう。
そんな景気のいい話、厳しい業界に勤めている私からすると、うらやましい話です。

さて、そんな美容院の帰り道、買ったばかりのAirPodsのケースを思いっきり駅の階段で落としました。
バッグにいれたつもりが、距離感間違えて全然入ってなくて。(傘さしていてもずぶぬれになる距離感のつかめない女)
カランカランカランと結構な段数、階段を転がり落ちていきました。

急いで駆け降りる私。
階段の下にちょうど到着した男性。
彼、私のAirPodsに手をのばす。

私、拾ってくれようとしたタイミングとほぼ同時に到着。

「あ・・」
彼、たぶん接触を気にして止まる。
私、拾おうとしてくれてる思いを感じ、そこで私がぱっと拾ったら、汚いもの扱いしているみたいじゃないかと思い2秒とまる。
彼、それを見てもう一度拾おうとする。
「あ・・」
「あ・・」


結局落ちたままのAirPodsケース。
お互いに「すみません」と小さく口にして、そして私が拾う。

こんな些細なことですが、帰り道ほっこりとうれしい気持ちになりました。
本能的に拾ってくれようとしてくれた、気遣ってくれたその気持ちがただ嬉しかったのです。本当だったら横目で見て無視したっていいところなのにね。
ありがとうって思ったのに、少し気まずい感じにさせてしまい悪かったなぁと。(彼は何とも思っていないかもですが)

本当に小さなありがとうだけど、人が幸せに生きていくには、やっぱり生身のちょっとした思いやり、つながりは大事で、コロナは私たちから大切なものを奪っているなと改めて思いました。

電車に乗るのが2ヶ月ぶりなわたし。
座席に1つ空きで座ろうか座るまいか、なんだか妙な空気になったり、むしろ横の席に座るなと言わんばかりにバッグをおいてる人がいたり、
そんな世知辛いのを見たあとだったからなおさら。

元の生活に戻りたいなんて、そんな無責任な希望は言えないけれど
人と人がもう少し優しい気持ちで接せられる、そんな状況になってほしいです。

それではまた。


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