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報告だけではもったいない。受ける側が特に気をつけたい、経験学習に繋げる質問。

ホウレンソウの流れ


それぞれ、なぜ必要になるのかを中心に記載。
伝える側と受ける側の観点から
それぞれに意識した方が良い事を書いていきます。

まず、前提としてこの3つには流れがあるので、
どこかの工程を飛ばしてしまうと認識がずれやすい。
さらには、予定通りに進んでいるかどうか
確認するチェックポイントになる。
1つの出来事に対して、
「相談」→「連絡」→「報告」
の流れが望ましい。

以前、ホウレンソウ関連で書いた内容にもつながるが
なぜか怒られてしまうパターン。

報告:事後(結果)に関するもの。

報告」
すでに事が起こった後のため、
影響範囲と対策についての考慮をする目的。
報告タイミング:
・想定外のことが発生した。
・想定通りに完了した。
基本的には事後のため、報告は早い方が望ましい。
想定外のことが発生していた場合、
対策は早い方が良いし、
影響範囲の把握のためにも即時報告するのが良い。

「連絡」:事後(中間報告)

「連絡」
予定通りにことが進んでいるのかを確認する目的
結果はまだわからないが、
自分が取るべきアクションは終わっており、
相手の反応を待つフェーズ。
相手の反応が返ってくる前の
ネクストアクションを決める場合もあるため、
自分のアクションが終わってすぐに連絡しておくと
ズレは発生しにくい。
特に伝える側が
自分がやるべき事は終わったと安心して
忘れてしまうのがこのタイミング。

「相談」:事前(質問とセット)

「相談」
主には予定や打ち手を作る目的。
上司や一緒に進める人との認識の違いが
発生しないように共有する目的。
この場合、
自分の理解がどの程度あるのかを一緒に伝えないと、
質問を受けた側も答えにくいので、
質問の際には、
自分の理解や意見を一緒に伝えておくことを意識したい。

ホウレンソウを受ける側が意識したいこと。

ここまでは一般的な内容。
報告を受ける側としては、
この機会を最大化させる。
ただ、報告を受けて終わり。
にするのは勿体無い。

報告のタイミングをうまく活用して、
経験学習に繋げて成長を促したい。

報告のタイミングは、
内省、振り返りをうながすことで、
教訓(学び)のフェーズへ
移行させられる絶好のタイミング。

良くない結果になってしまった場合は特に、
相手のこだわり(価値観)や、
過去の体験を元に行動している場合が多く、
過去体験を確認するのが良い。

聞き方としては、
「今回の〇〇で、特に大事にしたことって何?」
を確認する。

この質問で、こだわりの部分や、
以前〜のようにやっていたので〜。
という話になりやすい。
リフレクションを促してあげるようにすると
再発防止にも繋がる。

これは、上手くいった場合にも活用できる。
良い体験としてインプットされるので、
次回以降も同じ行動を意識してくれるようになる。

まとめ

ホウ・レン・ソウは一連の流れがあるので、
途中の過程を飛ばさないように気を付ける。
報告を受ける側は、
受け取るだけで終わらず、内省を促す質問や気づきを与えてあげることで
経験学習につなげることができる。


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