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100%天然素材で作られた、自然に還るやさしい歯ブラシ

今愛用している歯ブラシを紹介させてください。

その歯ブラシの名は「turalist(チュラリスト)」。

タイトルにもあるとおり100%天然素材で作られた歯ブラシです。

さらにMade in Japan。日本製です。

メーカーは「Nhes.(ナエス)」。

大阪府東大阪市で、プラスチック製品の加工業を営まれている会社が運営しているブランドです。


100%天然素材の歯ブラシが生まれた背景


開発者は、経営しているプラスチック製品の加工業に誇りを持ちつつも、プラスチックによる海洋汚染問題や環境問題、SDGsの普及などの影響でもやもやした気持ち・疑問・悩みを抱えていらっしゃいました。

何か環境に優しくて未来につながる事ができないかと、試行錯誤のうえ生み出されたものが、この歯ブラシ「turalist」です。

「turalist」を生み出すにあたり、当初クラウドファンディングサイト「Makuake」で資金調達をされていました。

開発者の歯ブラシに込められた熱い想いが、Makuakeのサイトに掲載されていますのでぜひ一度お読みいただきたいです。
※クラウドファンディングは終了しています


turalistと出会った経緯


ぼくは東京で開催されたイベント「GOOD LIFE フェア」でturalistと出会いました。

イベントで展示されているturalist

イベントで直接開発者から歯ブラシに込められた熱い想い、イベントにかけた想いを聞きました。

我が子を見るような温かい表情で歯ブラシを眺めながら話されていた姿が印象的でした。

ですが、その時は別の歯ブラシを使っていたので、その日は購入せず家に帰りました。

ところが、その後1週間寝ても覚めても、「turalist」と開発者の話が脳裏から離れません。

こんな感覚は初めてです。

「これは買おう!」と思いました。

オンラインで購入しても良かったのですが、ちょうど1週間後に別のイベント「ロハスフェスタ」で出店されるということだったので、直接イベントに出かけ購入しました。


ぼくは「turalist」に出会う前も、柄が竹で作られた歯ブラシなど、プラスチック製でないものをいくつか使ってきました。

それらを使ってきた経験を踏まえ、turalistを実際に使ってみて良かった点・気になる点について紹介します。


使ってみて良かった点

とても軽い

歯ブラシは手に持ちつづけて磨くものなので、軽さは大事です。

なんと実測7.5g。(1本1本手作りのため個体ごとに誤差はあると思います)

一般的なプラスチック製の歯ブラシは10gを超えますので超軽量部類です。

おかげで磨く時に手が疲れません。


ヘッド部分が小さく薄い

さすがMade in Japanと思わせてくれるポイントです。

これまで自然素材で作られた歯ブラシは外国製が主流でした。

外国製の歯ブラシは外国の方の口に合わせて作られているため、日本人の口にとってはヘッドの部分が大きいと感じるケースが多く正直使いづらかったのです。

ですが、turalistはその点もこだわって作られています。

日本人の口に合うようにヘッド部分を小さめに作っているため磨きやすいです。


斜めにカットされたブラシ

さらにヘッド部分をよく見てみると、ブラシが斜めにカットされています。

元々、開発者はプラスチック製の歯ブラシを作られていたということもあり、この点もこだわりを感じられます。

ブラシを斜めにカットすることによって、口の奥まで細かく磨けるよう作られているのです。


シンプルで美しいデザイン

もう一度同じ写真を載せます。

う、うつくしい

デザイン、美しいですよね。

ぼくはこのシンプルで美しいデザインに惚れ込みました。

これまで歯ブラシにデザイン性を求めていなかったのですが、今は歯磨き時に手に持つたびにテンションが上がります。

木製なので手触りも温かみがあってバツグンです。


100%天然素材

これまでに挙げてきた条件を満たす歯ブラシは他にもありますが、この点を加えるとturalistが唯一無二の存在になります。


まず持ち手の部分。これは天然木から作られています。

家具職人が家具を作る際に発生する、本来なら廃棄するブナの木の端材で、一本一本丁寧に作られています(ブナ材は木製食器にも使われている木材です)。


次にブラシ部分。

持ち手が自然素材の国産の歯ブラシが増えてきましたが、それでもブラシ部分はプラスチック製のものが大半です。

ですが、turalistのブラシには天然毛が使われています。

さらにこの点も動物愛護の観点から配慮されており、主に食肉用等に育てられた馬や豚の副産物が使われています。

天然毛で歯を磨くことに抵抗を感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、磨き心地はプラスチック製のものと何ら変わりありません。


そして持ち手である木の表面保護には自然塗装で衛生を保つ植物油のえごま油が使われています。

これら天然素材を使い、1本1本手作業で作られた歯ブラシが、紙製のパッケージに包まれ、ぼくたちの手元に届きます。

化石燃料由来の材料を使用せず、端材を使用し、ゴミも減らす。

CO2を削減し、気候変動や地球温暖化防止、脱炭素化の推進、カーボンニュートラルに繋がる「ecoアイテム」です。

気になった点

購入価格にハードルを感じる

turalistの価格は1本2,200円です。

市販の一般的な歯ブラシと比べると、高価だと感じる方が多いのではないでしょうか。

とはいえ、ここまでお読みくださった方であれば、高価である理由は察していただいていると思います。

天然素材であることに加え、1本1本手作業で作られているため、大量生産ができないのです。

制作の様子はこちらのインタビュー記事が参考になります。

記事によると職人はなんと1人

製造のために使う機械が限られる上に、高度な技術のため機械を扱うことができる職人も限られる。

コストがかかる背景がよく分かります。


では本当に高価なのか。
僕はそうは思いません。

素材が良いため、ぼくの実体験上、手入れしながら大切に使っていけば長く使うことができます。

今ぼくは4ヶ月間使っていますが、まだまだ使えそうです。
※公式HP上では、歯ブラシ交換時期の目安は使用から1ヶ月となっていますので、あくまで自己責任で。

また、turalistは歯ブラシのメンテナンスサービスを提供しています。

ぼくはまだ使ったことがないサービスですが、半年間使った後にメンテナンスをお願いしようと思っています。

メンテナンスサービスを使って、1本のお気に入りの歯ブラシをさらに長く愛用できると思うと、今からワクワクします。

確かに購入時は高価に感じますが、1本の歯ブラシを長く愛用することで、長い目で見ると決して高い買い物ではないと思っています。
(ただし自己責任で)

  • 半年愛用 → 1ヶ月あたり約367円

  • 1年間愛用 → 1ヶ月あたり約184円

  • 永遠に愛用 → 無料に収束(暴論)


毛切れが発生することがある

実はぼくが今使っているturalistは2代目です。

初代は毛切れが発生し、ブラシがスカスカになってしまい、使用して2ヶ月目で歯を磨ける状態ではなくなってしまいました。

原因としてまず、ぼくの磨く力が強かったと思います。

その上で、天然毛はプラスチックの毛と比べると摩耗性に弱いのも事実です。

2代目を使う時には磨く力を抑えていることもあり、4ヶ月経った今でもしっかり歯を磨くことができています。

力を抑えたことで歯茎を傷つけなくなったというおまけも。

最後に

turalistを展開されているNhes.さんは、Instagramで発信をされていますので、ぜひチェックされてみてください。

よりturalistのこと、Nhes.のことを知ることができます☺️


この記事が受賞したコンテスト

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