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瀬川月菜
2020年11月4日 23:36
サボテンを枯らしたとき、これまで抱いていた疑いに答えが出た、と思った。私は圧倒的に育成する能力に欠けている。疑いの源は遥か小学生時代に遡る。新一年生が大抵課せられた朝顔の飼育と観察では、当然水やり当番が決められた。そして私は「決まったことを決められた時刻に決められた通りにやる」ということが心底面倒で大嫌いだった。なおこの悪い性質は習い事等でも発揮され、さんざんサボっては母や先生方を困ら