自分と相手の境界線のつくりかた
「自分と相手との間に、境界線を引くのが難しいんです、、、」
最近、繊細さんあつまろ〜のイベントなどで、『境界線』についてのご相談をいただくことが多くなってきました。HSP気質を強く持つ方は、境界線を作らないと共感しすぎて自分がしんどくなりますよね。そこで、私なりに境界線を作る方法を考えてみました。
境界線ってなんだろう?
そもそも、境界線って何なんでしょうか?
私は、境界線=国境のようなものだと思っています。
国ごとに「国境」がありますよね。
実際に国境を越えるときはパスポートが必要で、出入国の検査を通り、別の国に入国することができますよね。
HSPさんの場合は、国境を入国するときに無意識にワープの術を使えてしまいます。ワープで簡単に国境を超えてしまうのですが、出国のときはワープの効力が消えてしまい、自分の国に帰国できなくなってしまうイメージです。
「あれ?知らないうちに別の国に検査を通過していた!でも自分の国に帰れない!」みたいなことが日常の中で起こっているのだと思います。
なぜ簡単に境界線を超えてしまうのか?
どうして繊細さん(HSPさん)だけが境界線を簡単に超えられるのでしょうか?それは「共感力」がとても強いことが関係していると私は考えています。
相手の話を聞いているだけで、その話を自分ごとと捉えてしまい、気付いたら相手の物語の登場人物の一員になっていた!みたいな感じ。
自分が話をしている時も、「私の話を聞いて、相手はつまらないと思っているのでは?怒っているのでは?」と考えてしまい、話を聞いてもらう側だったのに、気付いたら話を聞く側にもなっていた。1人2役みたいな感じですね。笑
そうすると、自分のこと以外にも神経を使うので、人一倍疲れてしまうということが脳内で起こっているのではないでしょうか?
上手に境界線を作る方法
ただ、境界線を意識しないと、いくら元気なパワーがあっても、どんどん疲れてしまいます。なので今回は、私が実践している境界線の引き方をお伝えします。
結論・・・「境界線を人工的に作る!」です。
武田さん著の繊細さんの本にも書かれていますが、まずは境界線を作ることが苦手な自分を受け止めます。「私、境界線作るの苦手だな〜」って。苦手なことは悪いことじゃないです。
だって、例えば「運動が苦手な人」は悪い人ですか?
全然悪くないですよね。ただ苦手なだけ。人それぞれ得意不得意があるから、それでOKとまず自分を受け止めます。
次に、苦手を克服するのではなく、苦手との付き合い方を考えてみます。
苦手なら、人工的に境界線を引けばいい。笑
例えば、自分と相手の間にティッシュやパソコンをおいたり、今のコロナの状況ならアクリル板を置くだけでも境界線を引くことにつながります。マスクをつけるだけでも境界線をつくることができますよ。
このように、人工的に「モノ」を置くことで少し気持ちが楽になります。
気持ちが少し楽になる感覚をぜひ体感してみてください。
また、人と物理的に「キョリ」をとることも効果があります。
例えば、雰囲気がちょっと合わない人がいたら、その部屋からスーッと離れるとか、混雑する場所には、休日ではなく平日に行くようにするなどです。
人混みの多いところでは、イヤホンやヘッドホンをするだけでも境界線をつくることもできますよ。
もちろん、自分の気持ちの中で境界線を作れるようになることが最終目標だと思います。
「なんでそんなに相手に深入りするの〜」
「そんなに理解しようとしなくていいんじゃない〜」
と言われたこともありますが、私はそれがとても苦手なんです。笑
だから、感覚的にすぐできないことは、私自身が体感しています。
苦手は苦手でいいと思うんです。
苦手なことをどうカバーしていくか?そのために、まずは自分が少しでも心地よい気持ちになるようスモールステップで人工的に境界線をつくる練習をしてみませんか?
私がここに書いたこと以外で、境界線のつくり方を実践している方がおられたらぜひ教えていただきたいです〜。繊細さんあつまろ〜のイベントでお話しましょう🌿
繊細さんあつまろ〜イベント情報はこちらから、どうぞ!↓
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