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トップセールスだけに頼らない組織を作る セールス・イネーブルメントを読んで

今のセールスの最先端の考え方・取組みを知るためには読んでおくべき一冊。読むなら今である。

本書では要約すると以下が書かれている。
・セールス・イネーブルメントって何?
・セールスの再現性のある組織を作るための具体的な方法
・セールス・イネーブルメント組織の立ち上げ
・成功事例

THE MODELを読んで、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの分業の重要性を理解した人は多いと思う。

そこに人をはめた時、入社してすぐに即戦力化させるために必要なことがセールス・イネーブルメント。

私自身考え方が間違っていた点があり、セールス・イネーブルメントというのはできない営業を放り込んで、できるまで教育する部門のことを指すと思っていた。

定義としては、人の成長を通じて持続的な営業成果を創出する仕組み 。

そのためには、「成果」「行動」「スキル/知識」の3つをつなぐ必要がある。そのためのプログラムの提供を通じて成長を支援することがイネーブルメントの役割。

・営業が属人化している
・営業の移動、退職によってスキル、ナレッジが継承されていない
・営業ツールが目的となって、営業の成果に結びついていない
・勝ちパターンがない、知らない
・営業メンバーの温度差が異なる
・営業企画と現場の温度差が異なる

どこの組織にも共通化する課題が多い。

この著書を読んで、自分が実践しようと感じたのは
・営業戦略の整理(どこで売上を上げるか)
・営業指標の整理(どこに注力するか)
・自社にあった営業フェーズを作る
・スキルマップの作成

3と4については作成した上で自部門で展開をしたい。
言語化されたものが社内ではない。だから、再現性がない営業活動を行ってしまっていた。

具体的なアクションに導いてくれる著書であった。


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