見出し画像

【1分で読める】自律する子の育て方/工藤勇一・青砥瑞人

・18歳意識調査によると「自分が社会や国を変えることができる人間だ」と思っていない

・サービスの産業化が進み、サービスを受けることが当たり前になったことが一要因

・子どもの自律性を養うことは文部科学省の上位目標にもなっている

・本来「知育・徳育・体育」のバランスを取るべきところ、知育に偏っている

・学力向上という手段が目的化している

ex.OECDの学力発達度調査でフィンランドに大きく差をつけられた際、宿題を増やして挽回しようとしたが失敗

・子どもの自律と学力向上に必要なことは2つ

①心理的安全性

・きつく怒られた経験が多いほど、逆に「ストレスに弱い脳」になってしまう(攻撃、逃走モードに入る癖がつく)

・大事なことは、子ども自身がストレス反応との付き合い方を見つけること

(自己肯定感が高まるとストレスホルモンも減る)

・3つの言葉がけ

1)「どうしたの?」と声をかけ、子どもがおかれた状況を言語化してもらう

2)子どもの言葉を否定せず「そうかぁ」と受け入れ、「どうしたいの?」と意志を確認する

3)「私にできることある?」と手を差し伸べる

★最後に自分で判断して決めてもらうことがポイント

②メタ認知

・メタ認知は「自己を俯瞰的に捉え、自己について学ぶ機能」

※客観視は一方向、俯瞰視は多方向

・日記や日報が効果的

(書くだけではなく横断的に振り返り、自己の傾向を掴むこと)

・内省の機会をもつほど、外部情報だけでなく内部情報の回路も生まれ、「自分にも何かできたかもしれない」と当事者意識が生まれる

※自己否定の反省はNG

・三日坊主は脳科学的に理に適っている、精神論ではなく仕組みやルーティンで解決する

・結果ではなくプロセスに意識を向けさせる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?