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ライフセービングという名の青春 Vol.1

この記事を見る前に是非ともライフセービングとは何か理解してから見ると面白くなると思います。

ライフセービングを始めたきっかけ

2011年4月
日本体育大学に入学し、体育大学に入学したのだから何かしらの部活に入ろうと探していた。
キャンパス内をウロウロしていると、黄色のTシャツに赤色の短パンを入ったお姉さんが目に入った。

「週3日で部活ができるよ〜」
「夏は海で監視ができるよ〜」
「初心者でもできるよ〜」

体育大学なのに練習日数が少なく、夏は海で監視ができる。
きっとナンパとかされるんだろう。
なんて素敵な部活なんだ。

こんな動機でライフセービングを始めた。

初めての練習

花のライフセービング人生のスタートは、プールの練習からだった。
私は、高校まで野球をやっていたので泳ぎは全くできなかった。
ただ、部活の説明会では、初心者でも泳げるようになるから大丈夫だよと言われていたので、一切の不安を持たずに練習に臨んだ。

「1年生、まずは400mの測定から始めるよ。」

この先輩は何を言っているのだろう。
私はこの時に体育大の部活に入部したことにやっと気付かされた。

25m泳ぐごと立ち上がって一呼吸おいてから泳ぐのを16本。

今思うと400mの測定なのに25m毎に立ち上がるルール破りな後輩を何も言わずに見守ってくれる優しい先輩のいる部活なのにも関わらず、当時の私は、何の根拠もないのに練習が楽で女の子にチヤホヤされる部活動だと思っていたのであのお姉さんに裏切られた気持ちでいっぱいであった。

そんな動機不純で始めたことに後悔したこの練習から私のライフセービング人生がスタートした。

私のホームビーチは鬼ヶ島

初めての練習から3ヶ月。
それなりに泳ぐことにも慣れ、あのキツさが嫌いじゃなくなり、少し気持ちいいと体育大生脳になり始めた頃。

自分が監視するビーチが決まった。

当時のライフセービング部は、いくつかのビーチから希望を取り、先輩が人数を割り振り、4年間所属するビーチを決める。
候補地は千葉県の幾つかのビーチと東京都に属する島があった。
私はナンパしてくれる女の子が来なさそうな東京の島以外ならどこでもいいと思い、それに該当するビーチを希望した。

「坂本は神津島ね。」

私はこの発表を聞いた時にこの世の中は思い通りにいかない事が当たり前のように起こるのだと学んだ。
それと同時に私が描く花のライフセービング人生に終わりを告げ、女の子が来ない鬼ヶ島に飛ばされる事が決まった。


神津島でどのようなライフセービング活動を送ったのか次回以降の記事で書きたいなと思います。

神津島とは?

ちなみに神津島は東京都に属し、伊豆諸島の1つです。
海の透明度が非常に高く、砂浜も真っ白。漁業が盛んで料理も美味しく、お酒も美味しくて魅力いっぱいの島です。
また、「天気の子」という映画の主人公の出身地が神津島だっため、島の一部が映画に出演し、一時期ブームになっていました。


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