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RoadBike Diary / Round the Island

シンガポールでいて、ロードバイクを乗っている人なら、必ず一つのターゲットになるのが"Round the Island"、つまり島一周です。東西は40kmちょい、南北は25km弱というラグビーボールみたいな形している島国です。Round the Islandは実は結構色々なルートがあるのですが、自分が走ったルートは以下のような形です。

Round the Islandのサンプルルート

大体あつまって出発する時はMarina Bay Sandsの前か、NTUC Centreビルになるみたいです。East Coast Park -> TMCR(Tanah Merah Coast Road) -> Sengkang -> Seletar -> Yishun Dam -> Sembawang -> Woodlands -> Kranji Dam -> Lim Chu Kang Road -> Jurong West -> West Coast Park -> Harbourfront と走って、元のMBS or NTUCに戻ります。このルートでおおよそ110km弱ぐらいになります。平均30km/hで走り続けられる人であれば、休憩いれて4時間前後で回る感じっぽいですが、自分は平均25km/hぐらいなので、4.5時間ぐらいでした。(夕飯や休憩時間を入れると7.5時間ぐらい)

少しショートカットする場合は、Yishun DamからMandai Roadを抜けていくと10kmぐらい減ったり、WoodLandsを過ぎたあとでKranji Damを渡らずに南下すると20kmぐらい減って100kmを切った距離になるなります。

逆に追加する場合は、NTUの前を通って、Tuasのエリアを走るルートがあります。そのルートで行くと+50kmぐらいされるのですが、シンガポールでできる最長ルートになりますね。

TuasルートはLP1とか訳されることがあるのですが、もっとも南側まで走ったところにTuas Lamp Post1という電柱があり、そこにRoad Bike でたどり着いた人たちがステッカーをたくさん貼っているらしいです。残念ながら自分は訪れることなく帰国してしまいましたが、いつかは走ってみたいですね。なお、野犬が多く近くにいるらしいので注意した方がいいとも聞いてます。

1. NTUC CentreからChangi Villageへ

18:30にNTUC Centre の前で待ち合わせです。ここからおおよそ110kmの旅が始まります。Round The Islandですがガチロードバイクしている人たちは3-4時間で回れてしまうので、早朝5時とか6時に出れば、暑くなる前に終えることができますが、自分たちぐらいのスピードだと休憩時間を入れたら6時間は最低限かかることが見込まれました。なので、夕方スタートを選ぶのが良さげだということで、この時間となりました。

ちょうど日が暮れはじめ、気温が下がり始めるタイミングで一番走りやすい時間ですね。いつもの定番コースであるMarina Barrageを渡ってECPへ向かいます。

ECPを無休憩で通り抜け、そのままTMCR(Tanah Merah Coast Road)に突入します。既に日は落ちているので暑くもなくどんどん走るだけということで、Changi Village Hawker Centerまでほぼノンストップです。この時点で午後8時ちょい過ぎぐらいで、1.5時間経過、35kmぐらいでおおよそ1/3は来ています。ちょうどお腹も空いたので、夕飯時間かねて45分ぐらい休んで、出発です。

2. Changi Village からYishun Dam

Changi Village を出た後はLoyang Aveという空港に並行に走る道路をひたすら南下して、Paris Ris Drive 1 or 3という道路に右折します。ここで一つちょっとしたパワーセーブルートがあります。

このLoyang Aveは実はちょっとした丘を乗り越えるような道路になっていてなだらかな坂があります。ここで体力を地味に消耗してしまうと、長距離ランではあとあと響いてくるかもしれないので、横のLoyang Wayという道に乗り換えると、フラットな道を走ることができます。もし、Google Mapなどを見ている余裕があるのであれば、曲がるところにチェック入れておくといいかかもしれません

そしてPunggol を直走り、次の休憩スポットとなるRower's Bay Parkまで走ります。Changi Village からはおおよそ20kmぐらいを道なりにずーっと走ってくる感じですね。ちょっと体力に余裕があるなら、以前紹介した下記のコースを走ってみるのもいいかもしれません。

3. Yishun DamからKranji Damへ。

ここからもひたすらシンガポール北部の住宅街をひたすら走ります。Sembawang Hot Spring Parkの前とかも通ったのですが、19時にはしまってしまうので、足湯で休むこともなく、どんどんと西へ進みます。Kranji Damへ着く前にWoodlandsエリアでコンビニなどに必ず一度立ち寄るようにしましょう。なぜならこの先 Jurong Eastエリアにたどり着くまで、飲み物や食べ物をゲットできないからです。自分は、Marsiling MRT Station のセブンイレブンに立ち寄って、飲み物とフルーツをゲットして補給しました。ここでおおよそ65kmで真ん中少し過ぎたぐらい。いつも土日の朝に走る距離と同じぐらいなのでまだ足は余裕です。

4. Kranji DamからJurong Eastエリアへ

シンガポールでは珍しい養鶏場やシンガポール軍の兵舎などがある、少しアップダウンのあるNeo Tiew Roadを走り抜けると、Round the Islandsの数少ない山場である、4kmにわたるLim Chu Kang Roadの上り坂に差し掛かります。斜度自体はそこまで急ではないのですが何せひたすら長い長い。夜中でバスかトラックがたまに通るぐらいの非常に寂しい道です。空軍基地に並行して走っている、そしてなだらかな坂になっているのは、基地がやられた時に滑走路になるためだということらしいです。確かに、気分的には滑走路を走ってるような雰囲気ですね。

Lim Chu Kang Roadにはバス停が2-3箇所あるので、無理をせずにそのうちのどこかで休憩するのがいいかと思います。他に休んでいるグループも多々見かけられるとも思いますが。

Lim Chu Kang Roadの上り坂を終えてしまえば、今度はなだらかな下り坂。疲れた足を回復しつつ、Patron Station のShellで休憩します。シンガポールのPatron Stationはほとんどコンビニが併設されており、深夜でもやっているので、深夜の自転車乗りには大変助かります。あらかじめ、休憩スポットとしてこちらもグーグルマップでマークしておくといいかもですね。

5. Jurong EastエリアからWest Coast Road を通って、City へ

ここはもう最後のスパート、橋のアップダウンはありますが、ひたすらWest Coast Roadを走ります。先程と同じようにPatron Stationのコンビニを1-2箇所、10-15km毎ぐらい休憩しながら、着実にCityに向かいます。

NTUC Centre までおおよそ15kmぐらいで深夜1時。最後の休憩スポットを出る時に、自分の頭の中では、ZARD「負けないで」が流れ出します。まるで、24時間テレビのマラソンのように。

Jurong Eastエリアを出した後はもうひたすらなんとか着くために走り続けるみたいな感じだったのですが、VivoCityあたりでカロリー不足のために、全然力が入らなく現象に出くわしました。よく考えたら、残り2時間ぐらいはほとんど固形物を口に入れていなかったので、やはり定期的にカロリーがある食べ物をは入れておくべきだったと思ってます。

VivoCity抜けた後もひたすら車のいないRobinson Roadの真ん中を走って、NTCU Centreへ無事到着。この時点で午前2時。出発してから休憩時間入れて、7.5時間(実走行は4.5時間ちょいぐらい)で115kmぐらいでフィニッシュです。

Stravaのレコードは最後の休憩スポットでPauseしてしまったせいで不完全ですが。

そして、自宅に帰るためにマー様の前を午前2時すぎに最後の記念撮影。流石に、まー様も水を吐くのをやめて寝てましたね。自分は疲れてはいたはずですが、Round The Islandをやり終えたテンションの高さから、元気でした笑

Round the Islandを2020/11/29に無事やり終えて、自分のシンガポールロードバイクライフはここで一旦締めくくりとなりました。2020/12/1に日本へ帰国したので。

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