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字幕と吹替、同じ日本語でも出力の違いで意味が全く逆になったりする。そのおかしみを吹替+日本語字幕で体験してほしい
昔、教育テレビ(今でいうEテレ)でフルハウスとか、アルフ、セサミストリートなどやってたときに、海外のコメディだけどなぜかめちゃくちゃ笑ってた。これは私だけじゃなくて日本中でもかなり人気コンテンツだった思う。
映画でもアニメでもドラマでも海外の作品は現地の言葉でそのまま放映することはなく、日本人に分かりやすいように、字幕や吹替をつける必要がある。
字幕とは
字幕は、映像に含まれる動画と音声に、文字による情報を補足することで、映像コンテンツ視聴者に対して、情報伝達を助ける。
字幕の内容はもっぱら、再生中の映像コンテンツの付加情報(コンテンツに応じた内容)である。映画の場合、題名・配役・会話など、テレビのニュース番組ではヘッドラインなどがその例である。
字幕は、映画で最初に用いられた。その後、テレビ放送、ビデオグラム、インターネットにおけるストリーミング映像と、利用できる媒体および再生機器の進歩と拡大にともなって、使われる範囲も広がった。媒体の基盤技術の幅に応じ、媒体によって字幕表示のための技術は異なる。
吹替とは
劇映画などで台詞の音声を別の言語に差し替えること。アフレコ。例えば、異なる言語の市場で上映・販売するため映像はそのままに元の台詞をすべて異なる言語の台詞に変える。
基本的に大学のレポートや論文ではWikipediaからの参照はダメとされているが、ここはカジュアルな場なので頼ってしまいます。
さぁ、我々日本人からすると情報伝達の手段としての日本語が文字で扱われているか、音声で扱われているかが字幕と吹替の大きな違いである。
個人的な主観を申し上げると、文字での情報と音声での情報というのはかなり理解のタイムラグがあるように思う。
文字だと、一旦目から脳にいってそこで噛み砕いて初めて理解したという実感がある。実際、映画など字幕で観ている時、話に追いつけなくなることがある。
一方、吹替での情報は発せられる情報自体が事前に噛み砕かれているので耳から脳にスッと入ってすぐに理解できることが多い。
海外特有のギャグ線は吹替で観ている方が、よりわかりやすくて、笑いやすい感じがある。吹替特有の言い回しがあるのもなんとなくわかってもらえると思う。はじめに申し上げたフルハウスなどをイメージしてもらえるとわかりやすいかも。
んで、これらを踏まえたうえで申し上げたいのは、吹替と字幕の日本語の違いを楽しんでみませんかという話。
Netflixなんかは特に世界各地の言語に対応しており、さまざまな字幕、吹替が揃っている。語学学習にもいいかもしれない。
そんなことは今日はどうでもいい。
ぜひ作品を観るときにおすすめしたいのが、音声が吹替の日本語字幕入り。
文字情報と、音声情報の違いを感じることができる上に双方の情報を補完する役割もあったりしてより作品を一段階深いところで楽しむこともできる。
先ほど申し上げたように私は字幕よりも吹替の方が内容を理解しやすい傾向にある。多くの日本人がそうかもしれない。
どちらも日本人が噛み砕いて出力している情報なのだが、何が違うんだろうか。
んーー
含みのある会話って言うとなんとなくわかってもらえるかどうか。
場の雰囲気と文脈で、一見すると逆のことを言ってるようで実は正順のニュアンスだったりする。これが音声が優位の理由かもしれない。
だから時に、吹替と字幕で意味としては逆のことを言っていることがあり、この現象がめちゃくちゃ面白い。
同じ言語なのに、出力の違いで意味が全く逆になってしまう現象。これは1つのレイヤーで比べた場合。でも、文脈や場の空気が重なってくるとその意味の差異が埋まってくるのだ。めちゃくちゃ面白くないか。
Netflixのように字幕や吹替が充実しているからなせる技なのかもしれないが、他の配信サービスでも試せるならぜひやってみてほしい。
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