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ポップコーンは買わない派です。vol.18

SEED(シード)

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https://youtu.be/q1AqRG-18NM

野菜の種子が持つ多様性を探っていくドキュメンタリー。気候の変動や、多国籍企業による世界の種子市場独占などにより、20世紀だけで実に94%が消滅してしまった種子。遺伝子組換え作物が市場に登場したことから、農家が種子を保存し翌年にその種子を蒔くことが多くの国々で禁止されるようになった。「種子は私たちの子孫」とトウモロコシの種を守り続けるアメリカの先住民、北極圏に位置するスヴァーバル諸島で人類の終末に備えて最大300万種の貯蔵が可能な貯蔵庫への種子の保存といった種を守るために立ち上がった人たちや、バンダナ・シバ、ジェーン・グドールといった著名な活動家たちを追い、種子の多様性を守る方法を探っていく。

自然の摂理

多種多様な品種それはどんな環境でも対応できるようにするために育まれた生命の進化の軌跡。これは生物学における生存戦略の真っ当なリスク分散。これは人間が生き延びるにあたっても必要なこと。なにかしらの有事で、モノカルチャー的な遺伝資源しかない作物であふれていたら。

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アイルランドで起こった飢饉以上にひどい飢えに苦しむかも。
だってその当時よりも遺伝子資源は明らかに少ないから。

カネだけイマだけジブンだけ

現在の農業のあり方。工業的。経済合理性。GMO(遺伝子組換え作物)。農薬。化学肥料。農業の本質じゃないのでは?そういった本質を見極めて営みをこなしている人も少ない。企業に搾取される前にまずは知っておかないといけないことは山ほどあるのではないか。農家が食い物にされないために必要なことは何なのか。

タネの多様性を守るということは

人類が生き延びるために必要なこと。
まぁ人類が生き延びるというと自分中心的な思想になりそうだからあんまり言いたくないけど、世の中が持続的に回っていくってことのために必要なこととしてはだな。
自分の子供、孫の世代にまで生きるための土壌を残してあげるために行動していくには農家として何ができるのか。経済合理性重視で農業を営んでいっていいのか。もちろん農業従事者が減ってる中では必要なことではあると思うが、ちょっと安易では…?それだけでなく農業中心とした文化、歴史をツールとした何かしらを伝えていくライフワーク的なことも重要視していく必要があると思う。
タネの多様性を保つということ、ひいては世の中全てのことに通ずることで、まずは身近なところから認め合う、分かち合うことが必要なんじゃないかと思うわけで。


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