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500円玉貯金の手触り感

500円玉貯金専用の貯金箱が百均に売っているのを見かけて、大学4年の時に何を思ったのか購入した。

それからというもの、お釣りで500円玉を手に入れた時にはなるべく使わないように心がけて貯金したものだ。

2年以上経った今でも続けている。やっと3分の1くらいである。

いっぱいになると20万円くらいになるはず。

正直この貯金に関してはなんの目的がない。

目的はないが、ただ貯金箱に500円玉を入れるためだけの行為を楽しんでいる。

そのささやかな楽しみの積み重ねの結果として20万得れるのであれば、時間はかかるけど、豊かな時間だなと思ったりもする。

何かを続けることって、なんとなくしんどかったり、面倒になって途中で辞めてしまうというプロセスは誰もが経験のあることと思う。

貯金の中でも貯金箱への貯金というのは手で500円玉を入れて、チャリン!という音までセットで完了する。

銀行ATMではそうはいかない。画面をタッチして、表記されている数字を見て一喜一憂するのは、ちょっと味気ないものだ。

たいそうなことではないが、アナログの良さはこういうところにあるんだよなぁとつくづく思うのだった。


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