「個別最適な学び」を考える

今日は、最近話題の「個別最適な学び」について考えてみよう。
文科省の資料では、「個別最適な学び」は、「指導の個別化」「学習の個性化」と整理されており、子供たちが自己調整しながら学習を進めていくことができるよう指導することが重要であるとされているよ。
(「学習指導要領の趣旨の実現に向けた個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に関する参考資料」(令和3年3月版・文部科学省初等中等教育教育課))
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/mext_01542.html
「個別最適な学び」について、詳しく説明できるかな。


そうですねえ。ついAI教材を活用した学習を想像してしまいます。違うかな?


間違ってはいないと思うけれど、AI教材を活用することだけが個別最適な学びではないでしょう。個別最適な学びは、どのように整理されているのか見てみましょう。


個別最適な学びは、指導の個別化と学習の個性化という2つに整理されています。
指導の個別化

子供一人一人の特性や学習進度、学習到達度等に応じ、指導方法・教材や学習時間等の柔軟な提供・設定を行うこと

学習の個性化
子供の興味・関心・キャリア形成の方向性等に応じ、探究において課題の設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現を行う等、教師が子供一人一人に応じた学習活動や学習課題に取り組む機会を提供することで、子供自身が学習が最適となるよう調整すること


具体的な事例がないと、授業のイメージが湧きづらいですね。

そうですね。先進校の取組を見に行かないといけませんね。
それから、「個別最適な学び」は、「協働的な学び」と一体的に充実していくものです。これについては、次回考えましょう。

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