スマホくんが行く!これからの授業作りに取り組む学校紹介 群馬県M小学校①


これから求められる授業を実践している学校を見てみよう。


群馬県のM小学校を紹介します。
参観したのは、第6学年理科の授業。

特長的だったのは、教師による一斉指導がないこと。
子供たちは、授業の冒頭で設定したそれぞれの学習計画に基づき、個人で調べたり、友達と一緒に話し合ったり、自分にとってやりやすい学習形態で学びを進めていました。

本時における個々のめあては、Google Jamboardでリアルタイムに共有。教室前方のホワイトボード上に常時投影されていました。

教員は、自身の端末上で子供たちの学習状況を随時確認し、
・学習活動が停滞している子への支援
・活動が一段落した子への支援(思考をさらに深めるための発問等)
を行っていました。

理科室各班の机には、「理科学習を進めるための言葉」(理科における見方・考え方、対話スキル)が用意されており、学び方が分からなくなった子供が参考にしていました。

これまでは、教師が時間をコントロールする授業でした。板書しながら知識を伝え。時々子供を指名し、発言を求めてきました。話合い活動も教師が司会を務めている授業が多かったのでは?
M小学校は、従来のChalk&Talkの授業を脱した一つのモデルケースですね。

指導している教師や子供たちは、このような授業をどのように捉えているのかな。(続く)

(参考)各グループの学習状況をホワイトボードに投影