「きっちり」な理系と「あいまい」な文系が混じりあうから、世界は豊かになっていく
昭和時代に、女子校に通っていた私。時代のせいもあってか、今で言う〝リケジョ〟は、今以上に少数派でした。
「あの子、数学科を目指しているらしいよ」
といった話を聞くと、何か珍しい生き物を見るような気がしたものです。
私はといえば、言うまでもありませんが、子供の頃から理科にも数学にも興味を持つことができませんでした。そのまま「文」の道を進んで今に至ったのであり、今となっては九九の暗唱すら、時にあやしいというていたらくです。
文系人生を歩んでいると、理系の人と接する