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酒井順子連載「あっち、こっち、どっち?」

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築地本願寺新報に掲載中のエッセイストの酒井順子さんの連載です。気になるふたつの言葉を取り上げて、紹介していきます。
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#築地本願寺

大人の嘘とは化粧のようなもの

 子どもの頃、誰しも大人から厳しく言われるのは、 「嘘をついてはいけません」  ということ…

「素敵に年をとっている」ことを表す言葉はなぜないの? 若さの反意語を考える

最近、自分の娘や息子であってもおかしくない年齢の若者と仕事をする機会が、増えてきました。…

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紫式部と清少納言の違いとは? 作品から見る二人の性質

 大河ドラマで話題となっている、紫式部。ドラマということで、だいぶ史実から羽ばたいて大胆…

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「お母さん」、それとも「母」? フラット化する社会を考える

 様々なドラマを見せてくれた、パリオリンピック。スポーツの素晴らしさをたっぷり味わうこと…

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末端で先端だからこそ、残される宝物を探して。能登半島訪問で思ったこと

 今年の元日に発生した地震で、大きな被害を受けた能登半島。この地が好きでたまに足を運んで…

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「推しができた喜びに泣いた」と語る友人。“推し”を持てるのは一種の才能?

  友人が先日、世界的に人気の韓国のアイドルグループ・BTSのライブのため、韓国・釜山まで行…

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「きっちり」な理系と「あいまい」な文系が混じりあうから、世界は豊かになっていく

  昭和時代に、女子校に通っていた私。時代のせいもあってか、今で言う〝リケジョ〟は、今以上に少数派でした。 「あの子、数学科を目指しているらしいよ」  といった話を聞くと、何か珍しい生き物を見るような気がしたものです。  私はといえば、言うまでもありませんが、子供の頃から理科にも数学にも興味を持つことができませんでした。そのまま「文」の道を進んで今に至ったのであり、今となっては九九の暗唱すら、時にあやしいというていたらくです。  文系人生を歩んでいると、理系の人と接する

若い男性に変化あり? 旅先で実感する、男女の感覚の変化

  気がつけば目立つようになってきたのが、乳幼児を連れたお父さんが、スーパーで買い物をす…

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「かっこいい」「格好いい」「カッコイイ」、どれが好き?

 日本語は、漢字とひらがな、そしてカタカナという三種類の文字を使用して表記する言葉です。…

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お店に「さん」はつける? つけない? 関東と関西の文化の違いを考える

  大人になってから京都に行った時、京都の人がお店の名前に「さん」をつけて呼んでいるのを…

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「満」や「密」な状況がもたらす、濃厚な時間もある

 このゴールデンウィークに、浅草に行く機会がありました。久しぶりに行動制限の無い大型連休…

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「あげる」行為は楽しいが、時に暴力的でもある。

 近所のおばあさんの家に行くと、いつも必ず、持っていった物以上の何かを持たせてくれようと…

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年下と年上、どっちと話すのが好き?

  子どもの頃、私はいわゆる「おばあちゃんっ子」でした。父方の祖母と同居していたのですが…

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「自分は中身が薄い人間だ」と感じても、落ち込まなくていい

  かつて、会社員の友人と悩みを話し合ったことがあります。 「何だか自分が、ペラッペラな人間である気がして仕方がない。知識でも何でも、すべてが浅くて……」 「わかる!  私もそう!」  などと。  それはおそらく、中年期に人が抱きがちな悩みなのでしょう。ずっと仕事を続けてきたものの、ふと立ち止まってみると、日々の業務をこなすのに手一杯。自分自身に厚みをつけることを忘れていたのではないか、という不安に、我々は襲われたのです。  悩みを共に語り合った友人はその後、一念発起して