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からだとこころと信じる何か「完全無欠コーヒー」

総じて食べすぎの傾向があり、何とかしなければと思っていた。何とかできるのであれば苦労はないのであるが、まあ、食べること、飲むことが好きすぎて逆にそれ以外に楽しみもないわけだが。

ちょうど今から五か月前、思いついて朝食をバターコーヒーにするということを始めていた。今日はその経過報告をしたいと思う。

完全無欠コーヒー、それは書籍『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』(栗原百代 訳、ダイヤモンド社、2015年)で一躍有名になったものだ。本屋で大量に平積みされていたので、手に取った方も多いのではないか。私は手に取った。そして「コーヒーにバターを入れる?うぇ」と思った。

しかし時は流れ、このバターコーヒーに使用されることが推奨されているバターというのがオーガニックの「グラスフェッドバター」であり、これに良質な「MCTオイル」を使用するということを知り、がぜんやる気がわいてきた。オーガニックという言葉に弱いのが私の良いところだ。

グラスフェッドバターとは、オーガニックの牧草のみで育てた乳牛からつくる無塩バターをいう。この推奨されているグラスフェッドバターは近隣では成城石井で購入できるが、250gでたしか3000円くらいする。目が飛び出る価格だ。カルピスバターとか、よつばバターとか、日本にも良質の高級バターが販売されているが頭一つとびぬけたハイエンド商品(おフランス製)。

「MCTオイル」は、ココナッツオイルを精製したものらしいのだが、こちらも仙台勝山館という推奨されている企業の製品を使用する。こちらも決して安くないのだがグラスフェッドバターに比べると良心価格に感じる。MCTオイル、エネルギーにはなるが脂肪になりにくいという触れ込みを、あえて信じてみよう。しかし、おなかを壊す人もいるというので摂取量には注意が必要だ。(そういえば脂肪になりにくいということで、冷ご飯にココナッツオイルをかけるダイエットがあったような。同じコンセプトか)

この二種類の油脂を良質のホットコーヒーに指示された量入れて、攪拌する。ラテのイメージ。油まみれの朝食だ。しかもほかには何も食べないほうが良いという。そんなご無体な。

飲んでみると、こっくりとしたほどよいコクがあって、意外とおいしい。おいしいと、しめたものだ。私でも続けられる気がしてきた。結局、コーヒー以外には朝食は何も食べないということまではチャレンジできず、薄くスライスされた小さな全粒粉のパン、パスコのウィートナゲッツを二枚、チーズをのせてトーストして、バターコーヒーとともに頂くことにした。結構なカロリーだろうが、朝食としては量は少なめである。

現在、このバターコーヒーの効果だろうか、5キロ強体重が減って、ウエストが少しだけ楽に。この先も続けられるかわからないが、美味しいものをもっと食べていきたいので高価なバターを定期的に購入する毎日だ。

…ところで、缶詰か、パックに入ったコーンを皿に開け、レンジで数分しっかり温めた後、グラスフェッドバターをひとさじと醤油少々で味付けする。

3分で極上のバターコーンが完成。カレースプーンですくって食べると、きょうはもうほかのおかずはいらないという気持ちになる。良質の油脂に、人間はとても弱い。

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