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おとな女子旅:TravellinGorgeous®に時代が追い付いた?

欧米の旅行観光業界では、昨年秋頃からの流れで、‟Quiet Luxury”だけでなく‟Slow Travel”というキーワードも定番化してきているそうです。スロートラベル、文字通り『ゆっくりした旅=詰め込まない旅程』のこと。毎日違う場所に泊まる周遊ツアーに代表されるような、帰国した途端に次の休みが必要だと思ったり、帰宅した途端に疲れがどっと出ることのない、心身ともにゆったりした旅のスタイルという事です。

元々、何もしない休暇=VACATION文化のある欧米でも、いざ添乗員付きのツアーに参加となると、非常に忙しい日程が組まれているものばかり。コロナを機に、この様な忙しいツアーから客離れが進んでいるそうです。

日本人にとって、旅の形として‟普通”である『ツアー:周遊型の旅』は、朝早くからバスに乗り込み、夜遅くまであちこち観て回るのが‟普通”。ランチもディナーも皆一緒、決められた料理が出てくるスタイル(それらは大概、事前にテーブルに並べられているから冷めているものが多いし、実際にはその地の名物料理ではない場合も多い)。ちょっと前までは、ツアーの判断基準として、訪れる場所が多ければ多いほど‟良いツアー”の様な感じがありました。ただ、今年に入ってから特に、‟余裕があるツアー(スケジュールも料金も)”を目にすることが多くなってきた感じがしています。

この‟余裕があるツアー”は、TravellinGorgeous®は立ち上げから大きな柱としてきたひとつ。基本的に、1ケ所に3連泊(場合によっては2連泊もありますが)、そして午後はフリータイムというスタイルを徹底しています。やっと時代がTravellinGorgeous®に追いついて来た感じ?(笑)

TravellinGorgeous®のもうひとつの大きな柱、スローガンでもある『おとな女子こそ旅に出よう』についても、時代が追い付いて来た感がありますよ!今年初めに欧米で出たレポートに、ファミリー旅よりも大人旅がクローズアップされてきている、というものがあったのです!

具体的な例として、オランダに本社があるコレンドン航空が、一部の便で‟大人専用席”を導入したということ。45EURの追加料金で、大人専用ゾーンの席を指定できるそうです。

コレンドン航空のCEOは、既に『大人専用ホテル』をスペイン中心に展開している人物で、航空会社も顧客のニーズに応えるべきとの考えから、フライトにも大人専用席の導入と決めたとのことでした。

フライト中も静けさを好む大人客にはもちろん歓迎されている一方で、子供連れの客からも好意的に受け入れられている様子。搭乗中に小さな子供が騒いだりした場合でも、他の乗客の目を気にし過ぎないで済むから良いと。双方の客にとって、メリットがある新制度ということです。

LCCでもスクートやエアアジアXは、以前より12歳以上限定シートを導入しているし、マレーシア航空ではエコノミー席で子供NGゾーンを設定しただけでなく、ファーストクラスは乳幼児禁止というルールを開始しています。この流れ、他の航空会社にも波及していくのでしょうか?欧州の航空各社は早いうちに取り入れそうな気配がしています。日本の航空会社はどうでしょうかね?今後の動きに注視いたしましょう!

またこの春、スイスで『55歳以上の女性おひとり様専用の旅行会社』が業務を開始したそうですよ!‟成熟した女性のひとり旅に合わせたサービスを提供する”をモットーにしている、ラグジュアリー・クルーズ専門の旅行会社だそう。空の旅と海の旅に続き、陸の旅でもおとな女子専用系が出てくるのも、時間の問題かと(女性のおひとり様参加に特化したバスツアーは既にありますもんね)。

おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!