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我流デスマーチ必勝アイテム【総コンAdventCalendar24日目】

この記事は総コンAdvent Calendar24日目の記事です。

2021年度の明大祭では自分のチームのプログラマー兼チームの進捗管理兼全体の進捗管理を行っていました。
今だから言える話なのですが、制作に使用したUnityに関しては1年前に少し触った程度(アルバイトをしているプログラミング塾の研修以来)だったので、技術レベルとしては完全なる初心者でした。(プレハブって何???レベル)

明大祭本番までにゲームを完成させ、本番3日間も致命的なバグはなく終えられたので、諦めた機能などはあるにしろゲーム制作自体はおおむね成功としていいと思います。


制作したゲーム

SFシューティングで、クオリティの高い体験ができるものというテーマでチームを組んで制作しました。プログラム担当・音楽担当・3Dモデル担当・シナリオ(小説)担当が各1人ずつのチームでした。
ゲームはこちらからダウンロードできるので、この記事で興味を持った方は是非遊んでみてください。

また、Advent Calendar3日目の記事にもなっている上記の小説は、このゲームと同時公開したものです。

進捗管理術のようなものは本当になく、とにかく気合やる気で乗り切っただけだったので、この記事ではゲーム制作全体を通じてお世話になったものを、「日用品」「ゲーム制作関連」に分けて紹介します。

完全なる余談ですが、制作はずっと自前のPC(GTX 1650)で行っていたのを本番は借りてきた別のPC(RTX 2060)で動かしていました。FPSが段違いで、過言じゃなく体験の質が1.5倍にはなったと思います。


日用品でお世話になったもの

カロリーメイト ブロック フルーツ

明大祭本番までの期間は、

月: インターン・チームミーティング・制作
火: 授業・研究・制作
水: 授業・研究・サークル運営ミーティング・制作
木: 授業・研究・制作
金: 授業・制作
土: バイト・制作
日: バイト・制作

というスケジュールで生活していました。ここに単発で明大祭の説明会が入ったり、課題が出る週は課題を提出したり、バイト先のミーティングやOJTが入ったりします。
食事にそれほど時間をかけられないので、昼食には主にカロリーメイトを食べていました。箱買いすると少し安いので、1か月分をまとめて買って、家を出るときに1~2箱持っていくようにしていました。
箱で買うから仕方ないのですが、毎日フルーツ味だとさすがに飽きますね。

クラスワン インスタントコーヒー

驚くほどまずいインスタントコーヒーです。
授業以外は基本的に研究室で作業していたので、研究室のシンク下収納にこれを置いて、眠い時や何か飲みたい時に使っていました。
これを水に溶かしてできるのはコーヒーではなく黒くて苦い何かなのですが、味の嫌さでも目が覚めるので、まあ悪くない選択だったかなと思います。安いし。

エスタロンモカ12

同じ学科の人を見ている限り、わりと共通認識なのではないかなと思いますが、プログラミングをしているときは(少なくともひと区切りつくまでは)長い休憩は取りたくないので、23時や24時から制作を始めると寝るのが朝4時やら5時やらになったり、ひどい時には一睡もしないまま「本来起きているべき時間」になっていたりします。
前述したようなスケジュールで動いているとまとまった睡眠時間はそれほど取れないので、本当に耐えられないレベルになるまではカフェイン錠を摂取して起きていました。
「1回2錠」と記載があるのですが、1錠ずつでしか飲んだことがないです。(これを1錠飲んだのを忘れてエナジードリンクも飲んだらホットフラッシュが起きてなかなか大変だったので)

起き抜けの眠気覚ましにはあまり使えない(私調べ)ので、そこだけは注意です。


ゲーム制作関連でお世話になったもの


Unity5ゲーム開発レシピ ハマるゲーム制作のノウハウ

制作中はこの本をずっと傍らに置いていました。研究室にあった最新のUnity本がすでに借りられていたのでこれを使っていたのですが、Unity5が制作に使用している2020の4代前と後々になって知りました。C#スクリプトの書き方自体はそれほど変わらなかったので学びは大きかったです。

「敵を攻撃したら敵が消滅するようにする」「敵に体力をつける」に始まり、「照準を表示する」「一番近くの敵に自動で視点を切り替える」など機能別に作り方が示されていて、作りたいもの先行ではない読者は付属のサンプルプログラムに機能をどんどん足していく構成になっています。
ロジックの解説も(ある程度)あるので、今回のように部分的に参考にする場合でもかなり使える本でした。

バージョンは古いので新品を買う必要はないかなと思いますが、古本屋やフリマアプリで半額以下ぐらいになっていたら手に入れておいてもいいのではないでしょうか。

研究室の強い友達

同じ研究室所属でUnityでのゲーム制作に精通した友達に、制作を大いに手伝ってもらいました。

実に40日間に及ぶ拘束期間の幕開けDM

調べれば出てくることやドキュメントを読めばわかることを聞くのはさすがに申し訳なかったので、最低限一晩考えてわからなかったものを持ち込むようにはしていました。
こちらが完全なる初学者ということを踏まえたアドバイスや実装方法を沢山してくれ、若干の食べ物で何時間も(そして何度も)制作を手伝ってくれました。
色々と書いてきましたが、実際のところ彼がいなければ我がチームのゲームは存在ごとなくなっていた気すらしています。せめてもの感謝としてTwitterとウェブサイトを以下に貼っておきます。拡散力があるのかは疑問ですが。


所属サークルのAdvent Calendarでは2日目、9日目の記事も担当していますので、そちらもよければご覧ください。


それと、チームミーティングでの進捗共有用に録画していた制作中の動画もせっかくなので公開しておきます。

この記事がまだ見ぬ実装担当のデスマーチを少なくともマシにすることができれば幸いです。

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