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わたしのプロレス総決算2021 たかはしの場合②|作品としてのプロレス写真で語り合ってみたい

どうも、プロレスとか役者さんポートレートを撮っているたかはしです。

今回もプロレス記事です。
何も考えずに立ち上げたもので、少々企画倒れ感が否めない感じがしますが…
学びは実行から得られるものが多いもの、今回は失敗を積み重ねる会にしつつも参加してくださっている方に感謝する企画にしたいと思っております!
(まだまだ参加お待ちしております!)

私の総決算第2部は、少ないながらも観戦・撮影して思った写真の今後についてです。
もろもろの対策が緩和され2022年からは以前の観戦環境に戻ろうというタイミングにおいて、写真というコンテンツが担う要素を考えたいと思います。

プロレス写真の速報性

速報性については、2020年末あたりから考え始めたトピックスでした。

SNSが広く普及し、プロレス観戦に関する投稿はTwitterを見れば大体キャッチできる状態になりました。
中でも観戦記録は、観に行けなかったファンからすると需要が高いコンテンツであり、一般メディアよりも早くコアな情報が手に入る点は魅力です。
客席が間引きされ、遠出も規制された昨今では、その価値は高騰していると考えています。

写真は速報性に莫大な情報量を付与することができます。
特に良いカメラで撮られた写真は、スマホしか持たないファンからすると価値が高いものに他ならないです。

写真の価値を別の側面から見ると、プロレスファン同士における情報交換コンテンツとしての役割を担っていると言えます。
つまり、新鮮な情報という価値が先行しており、追加して写真そのものの評価がくっついてくるイメージです。

私自身も経験があるのですが、興行から時間が経過した写真、絞ると当日中~翌日日中を過ぎた写真は、反応がめちゃくちゃ悪くなります。
反対に興行終了後の数時間以内で投稿された写真というのは非常にウケが良いのです。
何が起きるかと言えば、「このシーン〇〇さんの写真で見た」です。

Twitterのプロレスアカウントが総じて同じ行動を取っているとは言いませんが、多くは「会場で何が起こったのか」を知るためにタイムラインを追っているのではないかと考えています。

プロレス写真の作品性

冒頭でも述べましたが、2022年からは客席数が元に戻っていくことが予想されます。
現に全面開放に踏み切る団体も出てきており、大きなトラブルが起きなければ順次元通りになるでしょう。

すると観客の数が増えますので、「このシーン〇〇さんの写真で見た」現象がより多発していきます。
しかしSNSにおける速報性の価値が同じスピードで下がるとも思えないのです。

何が言いたいかと言えば、ある特定のシーンやシチュエーションを切り取ることが写真に求められて、表現や芸術としての写真が蔑ろにされていく心配を勝手にしています。
こと別ジャンルの写真を多く撮った2021年でしたので、ウケる写真と撮りたい写真のギャップに苦しんだ故に色々考えが出てきています。

例えば、前回の総決算記事でも挙げた1枚。

「女優として活躍していた人間が、プロレスラーとして覚醒していく」というストーリー性を表現したくて掲載しました。
単に実力不足という面は否めないですが、結果としては別のネタ全快な1枚がヒットをかましていきました。
写真表現としては、ヒットせずとも訴えかける内容を撮っていきたいと思うのですが、一方で多くの人に響いてほしいとも思ってしまうのが人間の性。

2022年、プロレスの写真表現で語り合いたい

確かなデータがあるわけでないのですが、テクニックやカメラの設定ではなく、「この1枚はこういう思いで撮った・レタッチした」みたいな話しをしたい方はいると思っています。
私は語りたいです。

ですがいかんせん私に人を巻き込む力が無いもので、徐々に人を巻き込んで的な流れになるかなと思っています。
少しずつ仲間を増やして、芸術性のあるプロレス写真というジャンルを定着させられたらうれしいなと思っています。

先行事例を挙げるなら、ダイソンさんの写真を語らずにはいられないですね。

その芸術性で一般のプロレスを知らない方々にまで影響をおよぼしていました。
現代プロレスは単に知名度が低かったり、他のジャンルと牌の奪い合いをしているだけで、コンテンツの魅力というのは年々磨かれていると思っています。
写真はその魅力を発信する有用な手段ですので、プロレスファンの内輪だけで消費するのではなく、もっと広い視野があってもいいなと。

まずはTwitterのスペースとかオフラインで語り合って、方向性というか形式を探れれば。
企画力も鍛えないと文字通りの企画倒れになりますので、戦略性も併せて磨く練習にしたいです。

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それでは。

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