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【有料記事】つまみ細工小話アーカイブ

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つまみ細工小話〜伝統文様その三〜干支

つまみ細工小話〜伝統文様その三〜干支

今日は着物生地に使われる文様から、さらに派生形で「干支」と伝統文様のお話〜

有名どころとしてこちら、デジタルライブラリーに「鱗文」がありましたのでちらっとでもどうぞ。

まず「鱗文様」から

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つまみ細工小話〜伝統文様その二「南天」

つまみ細工小話〜伝統文様その二「南天」

今日のつまみ細工小話は伝統文様その3

赤い実が可愛い南天植物の文様が続きます。
今回は「南天」柄についてにしようかなと思います。

南天、なんてん、難、転…

そのままなんですけどね。
日本人の好きな語呂合わせというか洒落ですよね。

難を転じて…ということで縁起がいい。

南天には薬効も

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つまみ細工の素材について考えた…というお話

つまみ細工の素材について考えた…というお話

つまみ細工が江戸後期に形を成して、そこから明治、大正、昭和、平成…そして現在令和まで、
その時々で流行りや主流は変わりつつも、「つまみ細工」というものとして存在していますが、ここから100年、200年先まで、自分の作ったかんざしが残って、子孫の人たちが見ることがあるんだろうか…

とか考えると、ちょっと年数の規模に頭回りません笑

でも250年前に作られたつまみ細工の櫛は、しっかりしてたので、目指

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和の花、洋の花

和の花、洋の花

つまみ細工で作れる花の種類
答え「作ろうと思えばどの花も作れます」
よく見かけるつまみ細工のかんざしはおそらく

梅、桜、菊、藤…でしょうか
これは昔から縁起が良い吉祥文様とされてきたものです。

でも、それ以外の花も、つまみ細工の技法で作れないかというと、そんなことはないのです。

作れないのではなく「作らない」ということです。
ここは最後の方で書いてあります。
先に弊社で作るそれ以外のお花にに

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つまみ細工の道具たち〜その1〜糊ヘラ

つまみ細工の道具たち〜その1〜糊ヘラ

つまみ細工を作る時に使う道具で、特別なものは少なく、ほぼ一般家庭でそろうものです。
ですが今回は、つまみ細工の材料からの流れで…

素材にこだわりたい「糊ヘラ」
でんぷん糊をすくったりこねたり伸ばしたりする「糊ヘラ」

ヘラという言い方をしますが、ほぼまっすぐな竹の棒です。
いわゆるヘラ型はしていません。

ピンセットの画像と一緒に、先日note画像集にしました。(もっと画像準備して充実させるので

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