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オーディオドラマは素材が命

 オーディオドラマ作成で大変なことは、「音」です。

オーディオドラマをはじめたきっかけ

 2020年、演劇ができない状況から何かできないかとはじめたのがオーディオドラマです。オーディオドラマについては、全くのゼロの知識から始めました。
知り合いの声優さんからは、「素材は良いもながよい」と聞いていましたが、作れば作るほど、その通りだなと実感する日々です。

 雑音がなく、その人が話した素材そのものを扱えれば最高です。

非接触の作品作りに挑戦

 今回取り組んでいるのは、人と接触せずに作り上げるオーディオドラマです。
感染予防が第一です。接触せずに作るを第一にと思って作ってましたが、副産物として、時間的に余裕がないけども、一緒にやりたい人とできました。時間も場所も選ばない策として、非接触のオーディオドラマは大変やりやすいことがわかりました。

非接触のコミュニケーションの難しさ

 一人台詞ではなく、台詞の掛け合いとなると、非常に難しいようです。特に、稽古を重ねて、相手の反応からお芝居を作る人には、好きなようにやってくださいとなると、相手の反応が分からないため、どのようにすればいいのか、迷う人が続出しました。
 一時的なやりかたとして、新海誠監督のように、主催である自分が全台詞を録り、それを元にやってくださいということで、現在は落ち着いています。

編集はすごい

 はじめのころは、本当に自由にやってくださいということでやってもらっていました。自分な納得する台詞を言う。
 編集しながら思ったのは、俳優の言葉は、部品であり、どのような言い方でも、編集でつなげることができるのだと言うことが分かりました。
 はじめての出演でガチガチのために芝居がどうしようもなかった俳優さんの芝居でも、編集の力で、それを面白く見せる技に感心します。
 そのため、極端な話ですが、主催が前台詞を録ってガイドがなくてもなんとかなります。

手間暇がかかるオーディオドラマ

 本当は、同録で作品を作っていければ編集の手間や時間がかからず一番効率的なのですが、編集をすることで、俳優が反応すべきタイミングや、雑念が張ったときの間なども分かるようになり、時間と手間がかかりますが、大変有意義な作業となっています。

 俳優はもちろん、声優さんは、自身の声という部品を編集者にお渡ししてしまうため、編集者に何を求められるかを知るために、一度自身で編集してみるのは、非常にタメになると思います。

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