栃木国体新潟県予選に参加しました!


2022.04.25
栃木国体のパワーリフティング新潟県予選に出場しました。

階級は93kg級

記録は

スクワット 262.5kg [新潟県新記録]
ベンチプレス 122.5kg
デッドリフト 290kg [新潟県新記録]
トータル 675kg [新潟県新記録]


でした!

93kg級1位、全体1位という結果でした。

2020年9月にパワーリフティングを始めて2回目の試合。
1年ぶりの試合で自己ベストを70kg更新できました!
緊張はありませんでしたが、練習より重い重量を成功させることはできず、試合当日にピークを持っていく難しさを痛感しました。


今回はピーキングの内容と減量、当日の流れについて書いていきます。


ピーキング

今までのピーキングは自分で作ったメニューで4週間ほどで行っていましたが、今回はEVLT×BACON ピーキングプログラムを購入して行いました。

マックス値は練習ベストの記録を採用しました。

結論から言うと自分には合っていなかったと感じました。
特にスクワットはボリュームが多く、右膝の腸脛靭帯炎を発症してしまいました。後半からは常に右膝の痛みと戦いながらのピーキングだったので、量を減らすべきか迷いました。
デッドリフトの頻度も重量級の選手だと少し多いのかなと思いました。

メニューの組み方や重量の上げ方、ボリュームコントロールなどはとても良かったです。キツい週もありましたが、疲労が抜けることで出力が上がったような気がします。

Week2の途中でコロナになってしまい、Week2のほとんどと、Week3はできなかったので、プログラム完遂はできませんでした。

個人的にはSBD Dayは試合形式で高重量を持つほうが試合経験の少ない僕にとっては効果があるのかなと感じました。


減量

今回の試合でネックだったのが減量です。
1月の段階で102kgほどあり、4月の試合までに9kg減量しなければなりません。なんとか節制してピーキング開始時には96kg前後まで落とすことができ、あとは調整しながら95kg台で安定させて水を抜いて93kg以下にすることができました。

4/18(月) 96.9kg  ウォーターローディング開始 6L
4/19(火) 95.9kg  7L
4/20(水) 95.2kg  8L
4/21(木) 95.4kg  9L
4/22(金) 94.8kg  水抜き開始 4L
4/23(土) 94.5kg  1.5L 16時以降飲食無し

といった流れで水抜きを進めました。正直9Lも水を飲むのはしんどかったです笑 トイレに15回ぐらい行きました。
なのに日中はバイトだし、終わったあとは就活の面談が1日3回も入っていたりと生活との相性は最悪でした笑

試合前日まで1.5kgオーバーしていましたが、就寝前で94.2kg。寝て起きるとだいたい1kg前後減ることはこれまでの計測からわかっていたので、これが上限値だなと思っていました。

試合当日、起床時93.4kg。少しやばい。
焦って30分ほど近所を散歩。93.2kg。
シャワーを浴びて93.1kg。勝ちました。
ここまできたらもう安全です。余裕を持って会場に向かいました。

検量結果は

92.8kg


少し余裕をもって一発クリアしました。

すぐにリカバリーします。ポカリ、塩タブ、inゼリー、バナナなどを片っ端から摂取しました。あまり食べすぎるとスクワットに支障をきたすので、最初にがっつり食べたらあとはちびちびと。

ところがスクワットの3試技が終わり、ベンチプレスのアップをしようと思ったその時です。前腕と二頭筋が攣ったのです。これはまずいと思い、塩タブ追加。ポカリも飲みましたが良くなりません。
ベンチプレスの試技中にもハムを攣ったり、腰や足底を攣ったり。その後も座ると脚が攣るのでずっと立ちっぱなしでした。

今後も水抜きは必須になるので、良いリカバリー方法を見つけないと試合どころの話ではありません。とりあえず普段の体重を減らすことから始めます。


当日の流れ

当初の予定はやや挑戦の重量を設定しながらも確実に挙げることを目標とし、

スクワット 270kg
ベンチプレス 125kg
デッドリフト 300kg
トータル 695kg


を目標にしていました。
練習での感覚やe1RMから体調不良でない限り80%は成功できるだろうという重量にしたつもりです。
しかし、実際には全て達成できなかったので減量の影響の大きさを考慮しなければなりません。


スクワット

第1試技 245kg ○
第2試技 262.5kg ○
第3試技 270kg 

アップの時間が思ったよりも短く、最終アップの230kgをしてすぐに第1試技になってしまいました。
それでも245kgの挙上スピード・RPEは感覚が良く第2試技は予定通りの262.5kgにしました。ピーキングではここまで扱っていたので、潰れる心配はありませんでした。262.5kgをどれだけ軽く挙げるか、が重要です。
実際にはしゃがみすぎも相まってRPE9~9.5ぐらいの感覚でした。挙上スピードも練習より遅く、このままでは270kgは厳しいと判断しましたが、あくまで練習の感覚での試合だったので続行しました。

結果、270kgは失敗しましたが、練習マックス-10kg程度を第3試技に設定すればよいことがわかったのでOKです。
自分の場合、スクワットが一番減量の影響を受けるようです。


ベンチプレス

第1試技 110kg ○
第2試技 120kg ○
第3試技 122.5kg ○

ベンチプレスは一番の苦手種目で、そもそも大学2年の時に大胸筋腱を断裂しているのでほとんど力が入りません。
そのため、重量もトップ層とは50~70kg程度の差をつけられます。今更どうしようもないので失敗しないよう確実な重量設定にします。
スクワットの疲労もありますし、得意のデッドリフトの前に疲れたくないのでベンチプレスは重要視していません。早く終わんないかな〜なんて思ってました笑

第1試技で審判のプレスコールが長い(胸の上でバーを静止させている時間が長い)と感じたので、第3試技は予定よりもやや下げて122.5kgを確実に成功させました。

140kgぐらい押せれば及第点かなと思うので、大胸筋を使わないフォームを追求していきたいです。


デッドリフト

第1試技 275kg ○
第2試技 290kg ○
第3試技 300kg 

デッドリフトはアップの時間に余裕があり、調子も良かったので、予定通りの重量申請でいきました。
第1試技は問題なく、第2試技の290kgもRPE7〜8程度とかなり体感は良かったです。

デッドリフト第2試技290kg


しかし、第3試技の300kgは膝下まで上がったものの引ききれませんでした。フォームも悪くなく、調子も良かったので実力でしょうか。
全くびくともしなかったわけではないので、次の北信越予選でもチャレンジしていきます。
練習では毎回e1RMは305kg前後なので、ここを310〜315kgまで上げられれば試合で余裕を持って300kgあるいは日本記録の301.5kgを超えられると思います。


当日、試合会場では多くの方に声をかけていただきました。ありがとうございました。個人参加の自分にとって仲間の存在は貴重なので、応援が力になりました。
来年以降は新潟県の予選には出ないと思いますが、国体やJCPなどで会えたらその時はよろしくお願いします!



同世代の選手がどんどん強くなっているので負けられません。
6月の北信越予選でデッドリフト日本記録更新に挑戦します。
国体では280-130-310を目標に、優勝争いに絡めたらと思います。

3月のJCPではスクワットとデッドリフトの日本記録更新を狙います。


応援よろしくお願いします!!

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