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#11 壁打ちの効能②速く行くならひとりで。遠くへ行くならみんなで。

前回までのあらすじ

人生に選択肢をもつべく「自分業」についてぼんやり考え始めた私。

仲間たちと自分業をつくるべく取り組み始めて3ヶ月。
強みや価値観の発掘を経て「”相棒型”の壁打ちサービス」というテーマが降臨。
6名のモニター様によるトライアルを先日完了させました。

(振り返りパート長くなってきたので短縮しました。今回たまたま見ていただいた方におかれましては、ぜひ↓のマガジンページへ!!)

※#10がマガジンに追加されてなかったです!失礼しました!

”相棒型”壁打ちサービス、なので”みんなで”とまではいかないのですが、やっぱり1人で悶々するより誰かと対話していくことで新しい道が拓けることがある。
今回はその話をしたいと思います。

「誰かの視点を入れたかった」

モニターさんへの事後アンケートで「今回サービスを受けたいと思った理由を教えてください。」という質問に対して、こう答えた方、どれくらいいたと思いますか?

答えはなんと・・・100%!!

そもそもみなさん、もう自分ですっごく考えられているんですよね。
それでもなんかしっくりくるところに落ちてない。

自分のことだし、自分が一番わかってるって、実はそういうわけでもない。
知りすぎているからこそ、見えなくなっちゃうというパターンもあったりしますよね。

壁打ちってコンセプトを作ること、でもあると思っていて。
事業、複業のコンセプトもそうだし、今のモヤモヤをすっきりさせるための羅針盤になるのがコンセプトならば、自分自身や家族みたいな単位の悩みでも、単発的な悩みでもそう。

ちなみに、私イチオシの書籍であります「コンセプト・センス」(吉田将英・著)によるとコンセプトってこういうことです。

既存の「当たり前」が見落としてきた(バイアス)
人々がまだ自覚できていない、満たされていない欲求を満たし(インサイト)
結果として理想の社会に今より近づくための(ビジョン)
提案の方向性(コンセプト)

「コンセプト・センス」吉田将英

どっぷり浸かった自分では気づけないバイアスが、誰にでもある

この「バイアス」というのは当事者では気づけないことがほぼほぼということで、ここで「第三者の視点」が効くんですね。

壁打ちするときに私が意識しているのはココで、その悩みに対して初見の私だから不思議に思うこと・客観的に見るから浮かぶ「これってこういうことですよね?」という本質をなるべくお伝えするようにしています。

なるべく根っこのところで「本当にこういうことですか?」「こうじゃダメなんですか?」と聞いてみるようにしています。

例えばモニターになっていただいたヨガインストラクターのずんこさん
ヨガを通して伝えたいことを整理して、どう自分の世界観を出していくか。というお話しをしている中ででた「視点が変わる」というキーワード。

「視点が変わるって、具体的にはどんなことですか?」

HPにある「ヨガでからだと心をにこやかに」というコピー。

「にこやかに、ってどういう意味合いですか?」

#7でも書きましたが、こうやって何気なくスルッと使っている言葉たちを分解して、磨いていく。

でもこの「スルッと使っている言葉」をあらためて説明するって、第三者と壁打ちするからこそ必要だし、気づきになる部分になるのかなと思います。

相手がいないと結構サラッと流してしまいがち。
実際にずんこさんからもこういうお声をいただきました!

「視点が変わる」ってどういうことですか?という質問から具体例をアウトプットしたことで、自分の頭の中でも整理された。一人だと具体例まで出さなかったと思う。また対話の中で適切な表現を意識したことで視点、視界、にこやか、ひらけるなどのいつもより踏み込んで考えることができた

事後アンケートより

相手がいると連想ゲームのようにアイデアが広がる

更年期を迎える女性のための商品を開発中のEsY代表・ひかりさん
ひかりさんは圧倒的な行動量と検証を重ねるバリバリの起業家さんですが、今回のモニターでは開発中の商品とTechの結びつけ方についてブレストさせてもらいました!

あるお題に対しての考え方、捉え方はまた人それぞれ。
ここでも初見の私ならではの着眼と、組み合わせるTechの特徴と、ターゲットユーザーでもある私の生活や価値観などを踏まえて質問や案出しを重ねました。

お互いの発言から着想が広がって、「こうしたらもっといいかも」がでてくる楽しさ!!
これも1人ではなかなか味わえない、第三者との対話があるから生まれる楽しさです。

思考整理だけでなく、新たな視点がプラスされ、やるべきことがどんどんクリアになっていく。一人でノートなどに書き出していくのとは違うアウトプットが出て、とても驚いています!

事後アンケートより

これも#7の「アイデアは組み合わせ」に通じますね。
組み合わせるための要素は多い方がいいし、幅が広い方がいい。
「遠くへいくならみんなで」です。

いろんなワークシートやメソッドを使って網羅できる、かと思いきやここもバイアス。
一般論で出したワードより、誰かが個人的に体験したその「具体」がひらめきにつながることも!

というか、ブレストは単純にワイワイやったほうが楽しいし捗るのでは!?笑
ブレストの機会あったらどんどん呼んでほしい・・・!

と、話はつきませんが、アンケートいただいた中から特徴的な項目について「壁打ちの効能」として語ってみたところで、今回はここまで。

次回!「名前がつくと道が伸びる。その後の話」
楽しみにしてくれよな!(CV.野沢雅子)


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