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企画展『The Everyday -魚が水について学ぶ方法-』

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 公式

概要

スマートフォンが普及しきったいま、写真について考える

多くの人が膨大な写真を「撮影/投稿する側」となり、「写真」を読み解く力はこれまでになく高まっているはず。しかしその一方で、私たちの生活の一部に完全に入り込んだ「写真」は一体なにを映しうるのでしょうか?

見どころ

1. 注目を集めた写真集を展覧会としてスケールアップし再構成。
長沢慎一郎『The Bonin Islanders』(赤々舎、2021)、Deanna Templeton『What She Said』(MACK, 2021)、Jojakim Cortis and Adrian Sonderegger『Double Take』(2018、各国)がスケールアップして登場。
2. ストレートなデジタル写真を問う3作家、かんのさゆり、新居上実、松田瑞季
3. 「インターネット時代の芸術」を語るに欠かせない国内外の人気作家が夢の競演。アラム・バートールとニューシナリオは日本初展示。
(Aram Bartholl、臼井達也、谷口暁彦、New Scenario)

会期

10/1(土)~10/30(日) 

参加料

無料

会場

東京スクエアガーデン、東京ミッドタウン八重洲、東京建物八重洲ビル、京橋通郵便局、72Gallery、にのに八重洲仲通ビル

キュレーター

きりとりめでる/速水惟広

出展作家

長沢慎一郎、ディアナ・テンプルトン、アラム・バートール、谷口暁彦、松田瑞季、ヨアキム・コーティス&エイドリアン・ゾンダーレッガー、かんのさゆり、臼井達也、ニューシナリオ、新居上実 

長沢慎一郎

長沢慎一郎《The Bonin Islanders》2021

1977年東京生まれ。2001年藤井保氏に師事。2006年独立。広告撮影を中心に、自身の制作活動の撮影を手掛ける。2008年、雑誌でみた東京都小笠原、父島の約100年前の先住民の写真に衝撃を受ける。改めて写真のもつ記録性の強さを痛感し「The Bonin Islanders」の制作にとりかかる。2021年13年の年月を経て写真集を出版。小笠原の先住民の持つアイデンティティーを可視化し、現代の見えづらい問題点を提示した。
●場所:東京スクエアガーデン 1階
●図版作品:長沢慎一郎《The Bonin Islanders》2021

Deanna Templeton 

Deanna Templeton《What She Said》2021 

写真家、1969年生まれ。南カリフォルニア在住。ユースカルチャーや女性のアイデンティティを探求する作品で知られる。これまでに6冊の写真集を出版しており、最新作に「What She Said」(MACK、2021)がある。世界各地の美術館でも多く展示しており、代表的な展示にPier 24 Photography Museum(米国), NRW Forum(ドイツ)、Daelim Museum(韓国)、The Australian Center for Photography,(オーストラリア)The Preus Museum(ノルウェイ)など。彼女の作品はMoMAのパーマネント・コレクションにも収蔵されている。ベルギーのアントワープにあるGallery Fifty Oneが代表を務めている。
●場所:東京スクエアガーデン 1階/2階
●図版作品:Deanna Templeton《What She Said》2021

Aram Bartholl 

Aram Bartholl《Dropping the Internet》2014

アラム・バートールは、彫刻への介入や、インスタレーション、行為遂行的ワークショップを用いて、ソーシャルネットワーク、オンラインプラットフォーム、デジタル普及戦略と関連するメディアや公共経済と私たちとの関わりについて疑問を投げかけている。彼は、作品を通して、監視システム、データプライバシー、テクノロジー依存などの社会的なテーマを取上げ、私たちの日常的なデジタルライフにおけるギャップ、矛盾、不条理を物理的環境に転換させることによって表現している。概念的にも技術的にも、YouTubeやInstagram、テレビゲームでユーザーになじみのある美学、コード、コミュニケーション様式を用い、インターネットの論理を利用して意図的な文脈化を行うと同時に、一方では独自の戦略を用いて間接的な批判も行う。
●場所:東京スクエアガーデン B1
●図版作品:Aram Bartholl《Dropping The Internet》2014


谷口暁彦

谷口暁彦《3つの会話 2022年5月》

メディア・アート、ネット・アート、映像、彫刻など、さまざまな形態で作品を発表している。主な展覧会に「[インターネット アート これから]——ポスト・インターネットのリアリティ」(ICC、2012)、「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(ソウル市立美術館、2016)、個展に「滲み出る板」(GALLERY MIDORI.SO、東京、2015)、「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2017)など。企画展「イン・ア・ゲームスケープ:ヴィデオ・ゲームの風景、リアリティ、物語、自我」(ICC、2018–2019)にて共同キュレ―ターを務める。
●場所:東京スクエアガーデン B1
●図版作品:谷口暁彦 《3つの会話 2022年5月》2022 

新居 上実

新居 上実 《ガラス》2022

1987年岐阜県生まれ、千葉県在住。主な展覧会に、「とどまってみえるもの」(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2021)、「配置」(kanzan gallery、東京、2017)、「フィットネス. Ftness show」(3331Arts Chiyoda、東京、2016)、「Space on a Plane」(東塔堂、東京、2015)などがある。主な受賞歴に、第11回写真「1_WALL」ファイナリスト、第10回写真「1_WALL」奨励賞(鷹野隆大選)など。
●場所:東京スクエアガーデン 3F
●図版作品:新居上実《ガラス》2022

松田瑞季

松田瑞季《SI→WA》2022

1990年茨城県生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。近年は夢や仮想空間な どで生じる現実世界との咀嚼やバグなど(再現性が無くアンコントローラブルなもの)を テーマに、Google Earthや編集ソフト、iPhoneを使用して写真や動画の制作を行う。主 な受賞歴にIMA next #29 SMARTPHONEショートリスト等。作品以外にファッション を中心とした撮影やMV制作、近年は衣装制作なども行う。
●場所:東京ミッドタウン八重洲 1階
●図版作品:松田瑞季《SI→WA》2022

Jojakim Cortis and Adrian Sonderegger

Jojakim Cortis and Adrian Sonderegger《ICONS》

ヨアキム・コーティス(1978年ドイツ生まれ)とエイドリアン・ゾンダーレッガー(1980年スイス生まれ)はスイスをベースに活動するアーティストデュオ。2006年より共同制作を始め、これまでにメトロポリタン美術館(ニューヨーク、米国)、フォルクヴァング美術館(エッセン、ドイツ)、Lianzhou Foto Festival(連州、中国)、C/O Berlin(ベルリン、ドイツ)など、世界各地で展示されている。2018年に著書『Double Take』をThames & Hudson(英国)、Lars Müller Publisher(スイス)、青幻舎(日本)より出版している。
●場所:東京建物八重洲ビル 本社入り口/小諸そば2階
●図版作品:Jojakim Cortis and Adrian Sonderegger《Making of „Nessie“(by Marmaduke Wetherell, 1934) 》 2013

かんのさゆり

かんのさゆり《パレード前夜》2014~

写真家、宮城県生まれ。東北芸術工科大学情報デザイン学科映像コース(現 映像学科)卒業。2000年代初頭の大学在学中からデジタルカメラを使用し作品制作を行う。近作では自身の暮らす地方の住宅地を中心に暫定的で仮設的な風景を主なテーマとし撮影を続ける。主な個展に2021年若手アーティスト支援プログラムVoyage「風景の練習 Practing Landscape」塩竈市杉村惇美術館(宮城)、グループ展に2015年の「写真の使用法 新たな批評性へ向けて」東京工芸大学中野キャンパス3号館ギャラリー(東京)がある。
●場所:東京建物八重洲ビル ステップテラス、72Gallery(エクスアートビル1階)
●図版作品:かんのさゆり《パレード前夜》2014‐ 

臼井達也

臼井達也《unattended_delivery》2020-

1997年東京都生まれ。ECサイト上に表示される商品の参考イメージなど、偶発的で所有権が曖昧なイメージを基に制作活動を行う。Amazonの自社ブランド製品のみで構成するインスタレーション「Amazon Basics」シリーズをはじめ、インターネット上のイメージとオブジェクトの関係性、そしてその範疇から免れることのできない、潜在的にコントロールされた消費行動を観察しながら、今日の既製品芸術やイメージの形式について考察する。
●場所:京橋郵便局 1階 
●図版作品:臼井達也《unattended_delivery》2020‐ 

New Scenario

New Scenario《CHERNOBYL PAPERS》 2021 

ニューシナリオは、ビジュアルアーティストのポール・バーシュとティルマン・ホーニグが2015年から行っているアート / キュレーションプロジェクト。ポストデジタル時代の新しい展示形式を探求・再定義する為に、物語的、(オフ)サイトスペシフィック、ノン・ホワイトキューブ等、従来の展示空間に縛られないオンライン展覧会を企画・実現させてきた。主なプロジェクトに、第9回ベルリン・ビエンナーレで展示し話題となった、人間のあらゆる体腔を舞台にした「BODY HOLES」(2016年)や、2021年に、廃墟となったチェルノブイリ原子炉周辺の汚染された立ち入り禁止区域にて制作・発表したグループ展「CHERNOBYL PAPERS」など。
●場所:72Gallery(エクスアートビル1階)
●図版作品: New Scenario《Chernobyl Papers》2021 
all photos by New Scenario (Paul Barsch & Tilman Hornig), 2021 courtesy by New Scenario
© New Scenario and the respective artists, 2021

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T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 公式
“都市空間”で行われる日本初の屋外型国際フォトフェスティバル公式note。2022年10月開催決定。会期は過去最高の「30日間」。今年のテーマは「異なるものをつないでみる」。イベントの最新情報等を紹介します。 公式サイト:https://t3photo.tokyo/