見出し画像

今までの人生10(別れの予感)

彼との3回目の秋
9月のある日

「少し1人になりたい」

そう告げられた。

彼の言い分は

・私のことが嫌いになったわけじゃない
・少し1人で考えたい
・なのでしばらく男友達の家に世話になる

との事だった。
その時に思い出したのだ。

あのタンスの隙間の封筒…

あんな前から独りで彼は悩んで
私には心配かけないように笑顔で
なるべく一緒にいてくれようと
してくれていたのだと。

でも、私の頭によぎったのは
少しの期間の別居ではなく
別れる覚悟で彼は話しているのだと。

「別れるのは嫌・・・」

私は咄嗟に口にしていました。
ポロポロ涙を流す私に
少し時間が欲しいんだと言って
ハグしてくれた。

きっと帰ってきてくれる・・・

そう信じて悲しい気持ちを堪えながら
仕事に向かう。

帰宅するかも分からない、彼の分の食事も作り
今日も帰ってこなかったな・・・
と涙を流し
目が腫れないように湯船に顔をつけて泣き
明日の仕事に備えて寝る。

数日だったある日
帰宅すると彼のデスクトップパソコンない。

察しますよね・・・

彼は戻って来る気は無いと…

仕事から帰宅する度に
少しずつ減っていく彼の私物。

もうダンボール2つくらいで
彼のものが無くなるかな・・・

そのくらいの量まで荷物は減っていた。

そんな頃、彼から電話が来た。

「私が泣くから会って話すのが辛い。
    別れよう・・・
    ○○(私)が悪いんじゃないよ?
    俺が悪いんだ。
    俺が大切にしやるって言ったのに・・・
    女ができたとかじゃない
    俺の精神がダメなんだ。」

本当の理由は分からない。
しかし彼はそう言うのだ。

恋愛はどちらか片方が別れたくないと言って
どうにかなる訳ではない。
この時、私ももう数日で38歳になる。
もう大概にしていい大人だ。

悲しくて涙は止まらず
毎日泣きながらでも仕事に行き
彼の残りの荷物をダンボールに詰め

とうとうその日がやってくる。


今日はここまで


今日の札幌は雪がチラチラ
霜も降りている
こんな寒い中
コロナワクチン接種に行ってきます。
そして今日も朝起きたらネットが繋がりません。

なんて日だ!

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。