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今までの人生75(私のうつ病と伯母の認知症7)

伯母の認知症は確実に進んでいる
と私は思った。

父を年末に、伯父を翌年に亡くした私は
心が少し壊れそうになりかけていることを
自分で心配
していた。

伯父の葬儀にはやはり行けず
弔電するのが精一杯だった。
母も気持ちが大事だから気にしないでいいと
言ってくれた。

1週間後近くには伯母の脳神経内科の日だ。
自分の病院と伯母の病院。
リハビリ、リハビリと言い聞かせた。

私は実家へ行き、従姉も伯母の
検査と結果を聞くために
今回は遅い時間の予約にしてもらっていた。

私の心は、はっきり言って疲れていた。
でも母の負担を減らしたい気持ちの方が強かった。

いつもは母が伯母と並んで受付をするのだが
今回は私に受け付けさせて!
と母に頼み
何故かと聞かれたので
受付で先生から直接、デイサービスに行くように
話してもらうようお願いする
から。
と話をし病院へ向かった。

認知症になるとコソコソ話されていることが
自分の悪口を言われているように感じるらしい。
うつ病に似ているなぁと思った。

なので私が受付している間
母と従姉に伯母の気をそらしてもらった。
受付では先生に伝えておくと返事を貰い
伯母の検査が始まった。

「認知症進んでなきゃいいなぁ・・・」

と言う従姉をよそに、母と私は絶対に進んでいる。
と確信していた。

検査が終わり診察室に呼ばれる。
海馬の萎縮は進んではいない
認知テストの点数は下がっていた。

「今の状態だと2分前の事を覚えていられません。」

2分前の事ということには、3人ともかなり驚いた。
先生は私が受付でお願いしたことを
伯母に話してくれた。

「運動したり、色んな人とおしゃべりすることで
    今よりは少し改善の見込みがありますよ。
    デイサービス活用してみてください。」


と先生は言ってくれた。
もちろん伯母はすぐ忘れるであろう。
私はメモを取っておいた。

「はい!分かりました!」

伯母は元気よく応えていた。

帰宅中のバスの中
私は従姉の横に座り
もう1回デイサービス頑張ろう。
と、話し2分前のことも覚えていられないのは
可哀想
だけじゃ済まないよ・・・
お姉ちゃん(従姉)も疲れてるでしょ?
と言って顔を見ると
従姉は目を真っ赤にして泣くのを我慢していた。

急がなければ従姉も病んでしまうと私は心配した。

後日改めてケアマネと話す日を決め
母に付き添ってもらう事になり
私は母に病院でメモしたものを渡した。

【2分前のことを覚えていられない】

家に1人でいる時間を減らしたいと
先生にも言われたでしょ?と伯母にも言い聞かせ
話は進んでいった。

デイサービスにも色々あり
従姉が、お見送りお迎えが出来ない時間なので
そうゆうことも含めデイサービス
探してもらえることになった。

少し話が進み私たちは少しホッとした。


今日はここまで


今朝は6時に起きれたけど
寒すぎて布団から出られなかった・・・
雪は積もったが今は晴れている。
午後からまた雪みたいだ・・・
お日様にあたってこよう。

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。