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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW28

この雑記帳を思わず読み込んでしまっている人はなんとなく感じているかもしれないが、私はこの数か月、ドイツやポーランドなど欧州の複数の拠点とのやり取りが増えて、ちょっと首がまわらない状態になっている。

時差の関係で、アメリカとの関係もちょっと厳しかったが、夜を深夜0時や未明まで使えるという点ではまだよかった。深夜0時でもアメリカならまだ午前中だから大丈夫だ。ゆっくり夕食や夜食を食べビールやワインを嗜みながら自分のペースで仕事しても大丈夫だ。

午前1時にやっとまとめた資料を送って検討依頼、そのままバタンキュー。それでも朝の9時、こちらの始業時間から午前中は、向こうの夕方から夜だから、その日の向こうのまとめをすぐに受け取れる。

そしてアメリカ人は朝も早ければ晩も遅い。休日も少ないし、日本人以上の猛烈社員が多くいる。そういえば、昔、現地駐在の営業さんから「日本人は休みすぎ!」と怒られたものだ。

ところで、もう10年近くも前になるだろうか、フィンランドの開発拠点に初めて出張で訪れたときのことを思い出す。午後3時に向こうの会議室でミーティングがあった。集まって来る先方のメンバーを見ると、みな、バッグを抱えて上着も着て、帰る準備がすでに万端だ。もちろん会議が終わってからそのまますぐに帰るつもりなのだ。会議のあと、ちょっとぼやぼやしていると、いつの間にか私達日本人の二人だけが会議室に残っている。

だから、ヨーロッパの拠点を巻き込む仕事では、日本時間の晩の21時、22時となると非常に焦る。

資料を整理し結果や要望あるいは要調整事項などをまとめるのに手こずっているうちに、21時、22時、23時とどんどん時刻が過ぎていく。早くしないと相手が帰ってしまう。ビールやワインはともかく、夕食や夜食など作って食べる余裕がない。

24時、お、まだ available だ、よし、メール送信。done. ・・そうそう、今気付いたことをリマインドついでにチャットで問いかけようとしようとしたら・・・・タッチの差で offline。

結局、先方が私のメールを読んでチャットを見て、と何かを始めるのは次の日の日本時間の15時前後からだ。朝の早い人だと日本時間13時から働いている人もいるけれども。

というのが、この何日も続いている。


まぁ、仕方あるまい。こちらの段取りとリズムの問題でもあるし、あきらめも肝心だ。


■というわけで、ひところ普通の日本の家庭の夕食の時間にゆっくり料理をして食べていたのが、最近はまた、深夜にグツグツと怪しい料理を作ることが多くなってきた。

ビーツが旬なので手頃な価格で具合のいいものが入手しやすくなっている。先週また一つ入手したので、まずは簡単にカリーにした。香菜がなく、ちょっと寂しいビジュアルだが、味はもちろんいい。

2023/7/4 夕食 ビーツと鶏のカリー
ライスはバスマティライスにターメリックとクミンシードをまぶして色と香りよく。

そして弁当にビーツを入れる。

2023/7/6 弁当
ビーツと鶏の地中海風、インゲン、ズッキーニ、出汁巻き、しば漬けと十六穀ごはん。

一週間のうち2回は会社へ行こう、というポリシーで、何度か同じこと書いているが火曜日と木曜日に、朝6時半に起きて、川崎のオフィス or ラボに顔を出すようにしている。この火曜日は前日に突然舞い込んだ問題で、そんな余裕もなく、朝いちばんに弁当を作ったものの新横浜の事務所で食べていた。

2023/7/11 弁当
万願寺唐辛子と豚の地中海風、人参、ズッキーニ、出汁巻き、しば漬けと十六穀ごはん。

万願寺唐辛子がそろそろ入手しやすくなってきた。これから夏の間はよく登場するであろう。唐辛子というが、まったく辛みはない。大きく肉厚で青臭いところはなく、自然な甘みがいい。

2023/7/11 弁当の調理中 万願寺唐辛子

ところで、本場のイタリアでは禁じ手らしいと聞いているが、夏になってくると冷製のパスタが恋しくなる。カッペリーニは繊細で扱いが少々難しく、なかなか慣れないが、口当たりよく、ざくっと歯切れるコシもいい。

今回は純日本風、明太子の冷製。もうちょっと盛り付けがなんとかならんか、という気もしないでもないが、まぁ許してほしい。

2023/7/8 夕食
カッペリーニ・明太子の冷製。大葉と海苔でばっちり。ちょっと高級なオリーブオイルを使って香りもよく、美味しく出来た。

あまり魚が登場しないのは、そもそも魚はどうしてもかなり割高だからというのもある。保存が効かないし、かっこつけて自分でさばきたい、となると、魚を買って料理するのはゴミ収集日の前日に絞られる、というのも事情としてある。

日曜日に、鰯のいいのが売っていたので、さっそく購入し、捌いてからたっぷりのオリーブオイルでアヒージョのように煮ればオイルサーディンだ。それを冷蔵庫で冷やしておいた。

2023/7/10 夕食
自作のオイルサーディン、トースト、ズッキーニ・ミョウガとトマトのサラダ

見映えのするサンドイッチにするはずだったのだけど、上に書いたような事情で余裕なく、しかし、やっぱりカリっと焼いたパンに合う。ここはやはりバゲットが欲しかったところだけども、ちょっと想像力が不足し用意していなかった。


■先週からひっかかった音楽を少し。

1.トルコの女性ボーカル、エダ・ババの新しいシングルがよかった。リズムにのって街中を踊っていくビデオ・クリップもなかなか可愛らしくてよい。

この動画を見たら次におススメであがってきた7年前の動画もよかった。アコーディオンをバックに歌いあげる少し哀しみがこもる力強い声がいい。ビブラートがそこここに効いていて心地よい。


2.レバノンからYouTubeで評判になり最近にデビューしたタリア・ラフード。この人らしい比較的シンプルな音作りとメロディーのアラブ歌謡で軽く聴くことができる。

ギター一本の弾き語りでフェイルーズの曲などをカバーするのが十八番で、頻繁にアップロードするので楽しみにしている。英語で字幕をつけてくれたり、軽くコーラスを入れたい、そうやって頑張っているのも好印象だ。

ずっとおっかけていると、年々大人っぽくなっていくのが愛おしい。まだまだこれからぐっと伸びるだろう。


3.ドイツの4人組のジャズ・フュージョンバンド、Marriage Material 、ヴィブラフォンとシンセサイザーの音が全体の雰囲気を作りつつ、全体によくまとまって聴きやすい音作りでなかなか気に入っている。7月7日にリリースされた新しいアルバム "Enchantment Under The Sea" からシングル "The Ring"がリリースされた。

往年のスーパーバンド Steps Ahead を思い出させるが、軽めに、そしてもう一つひねった感じもするのが面白い。また、先週、ライブ動画がアップされていて、これがなかなかよかった。


4.インドネシアの歌姫、シティ・ヌールハリザの新しいアルバム SITISM が美しくいい。

7曲目、映画のサントラらしい "Menjaga Cintamu" (「あなたの愛を守る」 by Bing Chat)がシングルカット。

5.キューバ出身のジャズ・ピアニスト、オマール・ソーサ、アフリカはセネガルのコラ奏者 Seckou Keita (セク・ケイタ)、パーカッションはベネズエラの Gustavo Ovalles(グスタポ・オヴァジェス)、SUBA Trio が NPR の Tiny Desk Concert に出演した。

穏やかな水面のようにリズムに乗って静かに流れる音楽、是非、聴いてみてほしい。

オマール・ソーサはいい。明るく開放的でいながら、自分のルーツを探求する旅の最中にいるような、そんな雰囲気が大好きだ。



■ジョギングは雨の降りそうな合間を縫って今週も土曜日、新横浜から鴨居の往復のコースを 13.8km 走って来た。

2023/7/6 jogging
2023/7/6 jogging 13.8km
Y.T.D. 323.6km 計画比 97.9% 今年の目標は640km

まだ雲が多くカンカン照りではなかったのが救いではあるが、湿度が高く消耗する。温い風が吹く。汗を2Lほどかいたと思う。

先週の金曜日は、お誘いをうけて、千ベロブームで有名な横浜の野毛に繰り出した。会話が弾み、楽しい晩ではあったけれども、千円でべろべろになれるはずの野毛で、私のお店の選択が悪く3軒はしごしただけでかなりの金額になってしまった。

面白いと思ったことをどんどんやってみよう、という阿部さんの活動のいろいろな話に刺激され、愉快な晩ではあった。

2023/7/7
二軒目、ディープ野毛、都橋商店街ビルに移動、ワインとチーズとハムの店「都橋ミルピグ」。
※写真、顔出しは許可を頂いている。。

一期一会、出不精な私ではあるが、基本的にお誘いがあれば受けるようにしている。


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