火曜日しばらく雑記帳・2024 CW32
早いもので8月も半ばとなる。先週の木曜日の晩から娘と孫娘が遊びに来るというので、私も木曜日の朝一番の新幹線で京都に帰った。木金は朝から晩までみっちり仕事だったが、土日月の3連休も合わせて大変に騒がしい毎日となった。昨日(13日火)の午前中に帰って行ったので、今はいつもどおりの静けさとなった。
日曜日は、娘のお友達が草津の近鉄百貨店のイベントに出店をするというので、娘と孫娘に私の3人で訪れてきた。くるみボタンヘアゴム4個も作ってご機嫌さん。
北欧デザインのセンスで落ち着いたお洒落な色合い、ちょっと不思議な形、よくよく見ているとちょっと哲学的、そんなデザインが素敵なブランド nowi。
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昨日(12日)は京都鉄道博物館へつれて行った。妻や娘も孫娘もそれなりに楽しんだようだ。私は今はもうそれほど熱心な鉄道ファンではないけれども、小学生のときに神田にあった交通博物館以来だと思う、やはり展示物を見ると自然に心が躍った。丁寧に見ると時間がいくらあっても足りない。
それにしても驚いたのは、すでにたどたどしいながらも文字や数字の読み書きができるようになってきたことだ。トランプで七並べができるというのも感心した。私が同じくらいにちっこかったときはそんなことは出来なかったように思う。今の子供の方が成長が早いように思うのは気のせいだろうか。
■夏といえば茄子、8月6日の晩は、毎年のようにムサカを作って食べようと思っていたが、たっぷりのペシャメルとトマトソースをじっくり作る時間がなく、似たようなオーブン料理で簡単にすませた。
カボチャと万願寺唐辛子に素揚げにした茄子、トマトと挽肉、パスタ、チーズをたっぷり載せてオーブンで焼いてちょっと見てくれはイマイチだが、味はバッチリ、、、というか失敗しようがない組み合わせとも言える。
いつも2-3人分作って翌日の昼か晩の一品にしようと思うのだが、結局食べてしまって残らない。
翌日は、同じような組み合わせだが、カボチャに茄子とトマトでカポナタ風。
お盆はみんなでケンタッキー、フライドチキンを頬張る孫たちを眺めて得意満面な田舎の爺さんなんてアホか、と思っていたけれど、一人の孫と娘でも帰って来ると大変でマクドナルドをとったり外食で済ませたりと、なるほどよくわかる、と納得したりする。
冒頭に書いたように11日は草津の近鉄百貨店に行ったのだが、昼は「かつくら」でトンカツを食べた。
やはりトンカツ専門店のトンカツは美味い。絶妙な火の通りぐあいで柔らかくジューシーな豚もそうだが、なにより衣の軽い口当たりが、まったく違う。
なに、肉とパン粉をちゃんと選んで、たっぷりの油を使い、温度コントロールが効いたIHで揚げれば絶対にうまく行くはずだと思うが、こういうものは素直にちょっといいものを専門店で、たまに食べるのがいいだろう。
■先週に引っかかった音楽を少し。
1.ELAIZA のシングル "FREAK," ポルカドットスティングレイの雫がプロデュース、ポルカのテイストの仕上がりだ。
ELAIZA こと池田エライザは、名前は知っているという程度、改めてちょっと調べると、女優・モデル・映画監督・タレント、そして J-POPとマルチの活躍、なかなかたいしたものだ。
ポルカについては以前に書いた。
2.Facebook のタイムラインにジョニ・ミッチェルの 1979年のコンサートの写真が流れてきた。
なにしろ パット・メセニー(g)、ライル・メイズ (key) 、ジャコ・パストリアス (b)、ドン・アライアス(ds)、そしてマイケル・ブレッカー(ts)という布陣だ。
このバンドでのツアーの演奏は、1980年の2枚組ライブアルバム "Shadows and Light" で聴くことができるが、これだけのメンバーをすんなりと自分のバックに従えてしまうジョニ・ミッチェルはやはり凄い。
このアルバムも擦り切れるほど聴いた1枚。2枚組だから2枚か。。
3.パット・メセニーの新作は MoonDial。特注のナイロン弦のバリトンギターを使ったソロ演奏のみで全13曲 1時間強の力の入ったアルバムだ。
バリトンギターのソロ演奏というと、2003年の One Quiet Night もあるようだ。こちらも13曲1時間10分あまりだ。
パット・メセニーについては、ライル・メイズとのパット・メセニー・グループが好きでよく聴いたが、ソロの作品はあまり聴いていなかった。最近になって、ジョン・ゾーンの "Tap: Book of Angels, vol.20" を発見したり、いろいろな面を知るようになった。
私がパット・メセニーをそれほど熱心に追いかけていないのは少し理由があると思っている。独特の音色や抒情感あふれるメロディだったり高速なソロにしても崩したフリーな演奏も、どことなく少し私には窮屈なのだ。・・・まぁそのうちまた印象が変わるかもしれない。
4.エスペランザ・スポールディングとミルトン・ナシメントの共作のアルバム "Miltton + esperanza" がリリースされた。
さっそくエスペランザ・スポールディングについて書こうとしているところだが、いずれ。興味ある方は、私の駄文を待たずにこちらを読むべし
つい数日前、NPRの Tiny Desk Concert でライブ演奏が公開された。
聴くべし。
■土曜日の朝のジョギングは京都で、少し短めの10.3km。汗を3リットルほどかく。
■お盆の前半は、娘と孫娘に仕事、後半は仕事に仕事に仕事。
仕事はというと先週に吉報があったが、いいことがあればその先に難しいこともたくさん待ち構えていて、厳しすぎる。心休まらないお盆となった。
読書は恩田陸の「Spring」を読み終えた。
天才的なバレーダンサーであり振付家でもある萬 春(よろず はる)について、本人に関わりが深い3人、ダンサー、伯父、作曲家のそれぞれの視点からそれぞれが一人称で語り、そして最後に本人が語る、4章構成のフィクションだ。バレエや振付について少し齧っていることもあって大変に楽しめた。
実際にバレエやダンスを踊っている人やプロの人にはだいぶん違った印象があるかもしれないとも思ったが、最後の1章で本人が語る自身の内面が、それまでの淡々とした印象とのギャップも相まってなかなか肉感的でよかった。
それから、散りばめられている音楽やミュージシャンが私の好みのものばかりで、随所でニヤっと笑いながら読んだ。惜しいのは、私はまだクラシックバレエを少し鑑賞するようになったばかりで、コンテンポラリーはまったく見ていない。まぁ、これから先の楽しみとしておこう。
そのうちちゃんと思うところを書いておこうと思う。
そうそう、読みかけだったローローさんの「エジプトの狂想」一昨日に読み終えた。情報量が多すぎて消化中。こちらも「エジプトの輪舞」とともにいずれ感想を書く予定。(と言いながら、早くも半年過ぎてしまったけれども)
■早くこんなことはやめなければならない。
即時かつ永遠の停戦を求めるものである。
世界中の紛争が早くなくなりますように。