見出し画像

【学び71冊目】マネジメント 上

マネージャーが果たすべき2つの役割

①投入した資源を超えるアウトプットをもたらす
ビジネスの資源は、「人、モノ、カネ」ですが、これら全ての資源を用いて、それらを超えるアウトプットをもたらすことが、マネージャーには求められます。

②直近の仕事と将来のための仕事のバランスをとる

7つの習慣の「緊急性と重要性のマトリックス」とほぼ同じコンセプトです。7つの習慣では、個人単位で、「緊急性のタスクではなく、重要性のタスクをドンドンやっていきましょう」という話でした。ですが、組織の個々の作業員は、どれが緊急性で、どれが重要性のタスクなのか分からない、もしくは分かっていたとしても、それをやることが必ずしもできません。プレイヤーレベルでは、自分がやりたいことができるわけではなく、上の決定に従うしかありません。80対20の法則というものもありますが、本当に結果に結びつくタスクは20%だけなのです。マネージャー(ミドルマネージャー以上のマネージャー)が、どれが20%なのか、知っていなければいけません。そして「バランスをとる」という所が重要で、決して自分でやってはいけないのです。タスクが直近だけのものだけでなく、将来のタスクも遂行されるようにバランスをとっていくのが、マネージャーの仕事です。

目標間のトレードオフを解消するというのも、このバランスに関わってきます。例えば、利益率と市場シェアどちらを取るのかなども、重要になってきます。目標間のバランスが取れているかどうかで、企業の優秀さを見ることができます。マネジメントの役割は「明日の利益、今日の利益を捨てる意思決定をすること」が必然的に含まれてくるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?