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vol.075「誰にでも特技はある:マイルールを勝手につくる:飲み会編。」

誰にでも、特技、取り柄はあるもの。

「マイルールを勝手につくって宣言する。結果的にメンバーから一定の評価を受け、チームの雰囲気が向上する」
はそのひとつです。
取り柄というと大げさで、「大多数の人が、取り組みテーマと考えないことに焦点をあて、言語化してみる習慣」が正確な表現かもしれません。

前回の続き、「飲み会に関するマイルール」(≒チームのローカル指針)をご紹介します。


◆飲み会に関するマイルール:チームメンバーへの宣言

①「飲み会/懇親会を、気を使ってセットすることは一切不要。もちろん誘われたら喜んで参加します。」

「上司の誰それが飲み会好きだから、そろそろ誘わないと」といった価値観がはびこる職場、過去には遭遇したこともある。
誰が誘うか?お店探しは?→先輩から後輩へその指示を出す。つまり、存在しないはずの"仕事"を生み出す。
または上司を偉い人=頂点にする生態系を勝手につくりあげる。
こういったことがムダで、嫌いで、自分はそうならないよう、または自分のチームはそんな空気を醸し出さないための宣言。

②「メンバー間で"上司抜きで食事に行く"のは大いにどうぞ。言論の自由は最重要です。」
メンバー間で、食事なり飲み会を企画して、自由参加で行くのは止めるものではない。むしろどんどんやってもらったほうがいい。「上司の居ない、心理的に安全な場」をいかにつくるか(ノータッチ・関知しない場)は、チームの風通しを良くするためには重要。
「私のメンバーとは信頼関係構築できている」「何でも言ってね、とつねづね言ってます」は、たいてい割り引いて考えたほうがいい。タテ糸とは別にヨコ糸は必ず要るのだ。

③「歓送迎会などの「公式行事」含めて参加は個々人の自由で。「不参加の理由」の説明も不要です。」

お酒が飲めない、そういう場が好きではない、家庭の事情で定時に帰る必要がある。
「業務時間以外の完全な自由」が担保されるべきだと思ってて、「メンバーどうしでもお互いに聞かない強要しない空気づくりを」と添えていた。
特に上司は、誘いを断られたときに、「なんか用事あるの?」と追求する権利はないのだ。※個人の価値観です。

④「昼休みは完全に個々人の自由。好きに過ごしてください。」

同じく「昼食に行くのに上司にも声をかけないといけない」雰囲気の職場は存在する。会社、組織の文化によると思う。
昼休憩時間は、「休み」であり、個人の自由な時間だ。
「昼食は一人で取るので、気に留めなくていいです」と、同じく説明した。

⑤「私が参加したときは、必ず多めに会計を請求してください。」

上司が誘っておいて、または同席して、割り勘は無い。※「割り勘」については別に詳しく書きます。
「勘定合計額を、割り勘する前に教えてほしい」と幹事に頼んで、教えてもらい、「いくら出すから残りをみんなで割ってください」と傾斜配点の提案をしてた。

※ちなみに、当時行きつけの美容師さんとこの話をしたら、「先輩が誘っておいてオゴらないとか逆にあるんですか?」と言われた。そういう感覚があたりまえなんだと思う。サラリーマン巨大組織の中にいると、わからなくなるものだ。

◆まとめ

以上、「飲み会に関するマイルール宣言」でした。

その後、新型コロナウィルスの登場で前提条件が変わり、結果として不要になった。
当時のメンバーから、好かれていたとまでは思わないけれども、のちに「今までで一番働きやすい環境だった」と送別メッセージをもらったことがあります(もちろん全員からではない)。
多少なりと評価してくれてたとしたら、このあたりだろうかと思っています。


前回・今回の記事は、師のひとりと「得るもののない飲み会に行くか断るか(つるむかつるまないか)」という会話になったところから、過去のストックメモをもとに再整理してみたものです。

最後までお読みくださりありがとうございます。


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