vol.157「アウトプットするコツと、オンライン・デジタルの効用」
個人で参加する勉強会で、考えたこと、書きためメモから。「習慣をつくる」と「言語化する」は、分野に関わらず共通する要素です。
■アウトプットするコツ、みたいなもの。
自分でブログを書くときもそうだけど、もっと小さい単位、たとえば勉強会のSNSグループで、ほかの参加者の投稿にコメントするとき。「コメント(積極発言)したほうがいいのは分かってるけど、つい後回しにしてしまう」ということが起こりやすい。
なぜかと考えて、対策を書き出してみました。
◆「良いこと言おう」と思わない。
「レベルの高いことを言わないといけない」「既出コメントと違う視点を提供しなければならない」と考えると手が止まる。
純粋な感想でいい、既に出た切り口でもかまわない、というように、内容の完成度を気にしないようにする。
◆自分の動作を固定する。
「短くていいから、1人の投稿に1つコメントする」。難しければ「まだ一度もコメント入れてない人にいれてみる」、というように、Myルールを決めてしまう。または、「質問を1つ入れる」、「気づいたことを書く」のように、切り口を決めてしまうと、ハードルが下がる。
例えば「思い浮かんだことを書く+気づかせてもらえたお礼一言」とすると、型が決まって、しかも前半部分の内容によらず締めくくりやすい。角も立たない。
◆「心をこめ」なくていい。
ルーチン化すると、「心がこもらないからダメでは」と思いたくなるものだけど、「心がこもってるかどうか」は、なかなか相手にはわからない。でも、SNS(デジタル、非対面)の世界で、「悩んで、コメントしない」は、相手から見ればゼロだ、※良い悪いではなく、量的にゼロなので、気づかれようがない。
◆「時間」を固定する。
一日のなかで、一週間のなかで、「寝る前の10分はコメントタイム」「日曜の朝は早起きして30分はブログの原稿を書く時間」のように"時間割"を決めてみる。
◆いちいち落ち込まない。
ともかく、「まず書くことに意味がある」という立ち位置を取る。続いたら喜べばいい。休んでも正解、ぐらいに考えておく。ハードル上げずに書く→コメントの数と種類を増やすのに貢献→他の参加者も「こんなことでも書いていいんだ」とハードルが下がる→コメントの数と種類がもっと増える、と良いことづくめだ。
◆「小さな作業」に分解する。
1行だけでも書く。あとで書き足すつもりで書く。もしくは、一言メモをスマホで書き留めておいて、後で文章につないでいく。一気に文章を書くよりもかなり楽になる。※かなりおすすめです。私の場合、noteやFBの長文投稿はほとんどがこれ【この投稿も】。
スキマ時間で一つずつ増やしていく/減らしていく ことはとても有効。溜め込むと意欲が阻害される。夏休みの宿題や会社の仕事と同じだ。
■プレゼンは「準備」するもの。
◆準備したほうがお得。
プレゼンタイムは「手を挙げるか挙げないか(当てられるか当てられないか)」の二択。「0.7」とかはない。「ある前提」で準備する。せっかく準備したら当てられにいく。
俗にいうエレベーターピッチと同じだから、ショート版とロング版、まじめ版とユーモラス版など、複数パターン用意するほうが勝率が高くなる。当たり前だ。
結果的に出番がなくても、損することはない。現実の世界での貴方や私の"打率"を考えてみるといい。10割じゃないし、4割ですらないだろう。
◆加工しやすいツールで書く。
オンラインセミナーの場合、直前まで作り込みや、変更ができる。シェアもしやすい。または記録として残しやすい。「検索できる」と「再加工のしやすさ」はデジタルのいいところ。MS Wordやnoteは文字数が自動カウントされる点が便利。
■起きている「意味性」を考える。
◆自分より詳しい人の価値。
どんな分野でも、「詳しい人間が意味性を教えてくれて、かつ素人質問にも答えてもらえる」環境があると、好きになりやすい。
逆に「意味や目的を教えてくれずに反復練習」「素人質問をするとバカにされる、怒り出す」だと、一気に嫌いになる。スキー、ゴルフ、写真、音楽。なんでも同じだと思う。
歌舞伎や茶道、ラクビーやアメフト、カーリングでも同様の現象が起こりやすい。「解説なしで見るとなにをしてるのか解らない」が共通項だ。
◆意味がわかると面白くなる。
意味、背景がわかると、ルールやチームや選手、道具の名前を覚えたり、面白いと思えるようになる。
「意味性を教えてもらえるかどうか」は、料理や家事全般、学校のテストや受験、新人が仕事を覚えるか(好きになるか)、多くのことに影響してると考えている。
いちいち落ち込まない。心をこめなくていい。デジタルではわからない。少なくと「心がこもってない!やり直し!」といった謎の慣習は排除したい。
ちょっとだけ準備して、小さなルーティンにしているうちに、意味がわかりだす。面白くなりはじめる。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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