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杉浦稔大投手の今年度成績を振り返ろう ②5月度

(前回の記事)


今季初、2シーズンぶりの勝利

5月度成績 登板日別

 5月の初登板は前回登板から中7日開いた5/5のBs戦@京セラD。1点ビハインドの7回、二死3塁と追加点のピンチの場面で先発伊藤の後を受けて登板。
緊迫した場面のなか好打者Bs紅林から空振り三振を奪い見事火消しに成功、直後の8回表に打線が奮起し逆転、今季初、2年ぶりの勝利投手となった。

 24日のE戦@楽天生命パークでは1点のリードを奪った直後の延長10回裏、二死1塁の場面で矢澤の後を受け登板、一発出ればサヨナラという状況のなか、Ē平良を一邪飛に打ち取り試合を締め今季2セーブ目を記録。そして今季初のお立ち台にも上がった。(ヒーローインタビューも2年ぶり)

 5月は勝利、ホールド、セーブをすべて記録し、被安打も失点も防御率も0、イニング頭からもいけるし途中からも行けるし、火消しも出来るというスーパーリリーバーの月となった。

カウント球にも勝負球にもなるボール

5月度成績 投球内訳

 5月の投球内訳を見ると、いよいよ主軸がストレート、カットボール、フォークの3球種となる。
 各打席における投球内訳は載せようとすると膨大なので割愛しているが、この3球種全てでカウントを整えることもアウトを取ることも出来ているので、投球の精度、信頼の高さが伺える。
 基本3球種だから、偶に投げるそれ以外の球(5月はスライダーが2球)が効果てきめんで、M友杉を右飛、H山川からは空三振を奪っている。

四球が少ない

 ここ数年、杉浦投手に対して個人的に「ヨーイドン(出だし)が安定しない」という勝手な評があった。
 登板→プレイボール→大きく外れる(だいぶ手前でバウンドする)→そのままカウントが悪くなる→四球→ピンチ→失点、という流れになることが多かったのだが、今季においては出だしからのボールは無いことはないが、結果的に抑えられていることも多いので、自ら悪い流れを作ることは大幅に減っているようにも思える。


 序盤は抜群の成績を収めることが出来た2024シーズン。
5月を終え、前半戦の山場である交流戦へと突入していく。

(続きの記事)


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